東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

小松菜の間引き

2011年05月14日 | 野菜:葉菜

 4月に種をまいた小松菜がだいぶ大きくなりました。まだ害虫が発生していないようで、葉はそれほど食害にあっていません。今回は小松菜間の間隔が狭くなったので間引きをしました。間引きをしないと、小さくひょろひょろした軟弱な小松菜になります。晩秋から初冬にできた立派な小松菜のように育てることができればと思っています。

                 互いの間隔が狭い、間引き前の小松菜


 まだ小松菜は小さいので、間引く小松菜を摘みながらそっと引き抜きます。隣の残したい小松菜もつられて抜ける恐れがあるならば、残す小松菜を押さえながら抜きます。抜いた小松菜は食べることもできますが、今回間引いた小松菜は小さいのでちょっとばかり食用には向きません。そのまま土の上に放置しました。そのうちに枯れて枯死します。

     摘みながらそっと引き抜く               間引いたものは枯死
 

 私は小松菜の間引く間隔を3~4cmにしています。せっかく育った小松菜なのでもったいないのですが、さばさばと遠慮なく間引いています。間引いた後はどの小松菜にも満遍なく太陽の光が当たり、風通しが良くなり結果的に立派な小松菜が育ちます。知り合いの方に間引くことが苦手の方がいます。せっかく育った作物を間引くことが、可愛そうと思うのか又はもったいないと思うようです。

       間引く前の小松菜                  間引いた後の小松菜
 

 小松菜のように種が小さい作物は、間引いて育てることが一般的のようです。最近は小さな種でも一粒まきできる精巧な種まき機があります。しかし、種自体の違いによる育ちの違い,種をまいた時期の天候や土壌の違いによる育ちの違い,そして害虫の被害などによる育ちの違いなどが必ずあります。良い野菜を作るために間引くことは避けられないのではないかと思っています。

         間引いた後の小松菜、間隔が空いてどの小松菜にも光が当たる

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする