昼食休憩中に外に出てみましたが、暑くてたまりません。子供たちは元気に鬼ごっこをしていましたが、私はすぐに屋内に退散しました。午後最初は入浴剤を作る実験です。材料は重曹とクエン酸です。この二つの材料にエチルアルコールを混ぜてもむようにすると、だんだん硬くなります。型に入れて固めても構いません。手で丸めても構いません。固めた材料をお風呂などで水に入れると炭酸ガスが発生します。それが入浴剤として使われる一番の理由のようです。
暑かった児童センターの遊戯場 他校のお友達と仲良く化学の実験
クエン酸で思い出があります。クエン酸に確かマグネシウムを入れると、マグネシウムが溶けて泡状の水素が発生するのです。この水素に火をつけ遊んだことがあります。ただし、一度だけ突然容器が爆発して壊れたことがあります。その時の大きな音に驚きました。子供には危険な遊びでした。
クエン酸を計量 材料を慎重に混ぜる アルコールを入れて固める
続く化学の実験は、水溶性の違いを利用した分析です。濾紙に三種類の黒マジックで黒い点を書きます。次に、黒い点を書いた濾紙を水に浸けるのです。すると、水が吸いあがる過程で黒色がすじ状に引き伸ばされるのです。すると、黒色しかないはずのマジックが実は、別の色の成分から成っていることが分かります。ちなみに油性のマジック水に溶けないため分析できません。
水が吸いあがるにつれ伸びる黒すじ 仲良く黒マジックの分析
最後の実験は偏光板を使った万華鏡の制作です。光は360°の方向で偏光していますが、偏光板を通すと一方向の光しか通しません。偏光板を2枚使って互いに90°方向の光しか通さなくすると、光が通らず暗くなります。お互い90°の偏光板2枚の間に重ねたセロテープを挟んで回すと色々な色が出るのです。それを万華鏡として観察します。偏光の理屈は小学生には難しいと思います。今は偏光がどんなものか楽しめれば十分だと思います。
偏光板を加工 紙コップの底に偏光板 二つ目の紙コップも加工
田布施町少年少女発明クラブは、この交流会に8人の子供達と保護者などが参加しました。今回のような交流会に限らず、子供にはたくさん学ばせ、たくさん経験させることが大切だと思います。工作、スポーツ、お祭り、キャンプ、お墓参り、音楽、旅行など、あらゆるものが大切な体験だと思います。子育てが終わってしまった私としては、すべての保護者と将来大人になる子供達を応援したくなります。
交流会に参加した田布施町少年少女発明クラブ