東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

綿の種まきと、藍の苗の植え付けの準備

2020年05月07日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 そろそろ綿の種をまいたり、藍の苗を植える季節になりました。去年と同じように麦畑の隣にしようと思っています。そのため今回、耕耘機で圃場を整備しました。雑草はそれほど大きく伸びていませんでした。そのため、耕耘する前の草刈りは必要ありませんでした。数日前に雨が降ったためか、適度に土が湿って耕耘しやすかったです。面白いことに、土が湿っていたためか、耕耘していると次々に土の中からカエルが飛び出てきました。アマガエル,シュレーゲルアオガエル,そして土ガエルの3種のカエルです。ちなみにアマガエルとシュレーゲルアオガエルの違いは、口から耳にかけての黒い線があるか無いかです。

    例年と同じように、麦畑隣に綿の種まきと藍の植え付け予定

 畑を耕していると、よくカラスがやって来ます。そのカラス、畑から飛び出たカエルや虫を一目散に食べます。今回は珍しくカラスは来ませんでした。たくさんのカエル達、食べられなくて良かったね。
 ところで、ここ何年もトノサマガエルを見たことがありません。おそらく近年次々に圃場整備されたため、トノサマガエルが生育するために必要な田んぼや自然の小川が無くなったからだと思います。昔はあちこちにいたカラス貝やタナゴもいなくなりました。タナゴは虹のような綺麗な色をした魚でした。たくさんいたホタルもいません。とても残念です。

  小さなアマガエル   シュレーゲルアオガエル    土ガエル
  

 「昔は良かった」の言葉を使うようになると、年寄りになった証拠とか。でも私が思うに、自然に関しては明らかに昔の方が良かったです。さて、2~3時間位耕すと、綿と藍の圃場が出来上がりました。少しばかり休むと、いったん家に帰りました。そして、草刈機を持って圃場に戻ってきました。今度は圃場周りの雑草を刈り取りました。

    耕し終わった綿畑         植え付けを待つ藍の苗
 

 圃場周りの雑草を刈り取ると、木陰を念入りに草刈りしました。綿の種まきをしたり藍の植え付け時、ここにテーブルでも置いて休憩するためです。今のコロナ惨禍の時期、体力を維持しておくことが一番の予防だと思います。疲れきらないように休み休み作業することが大切だと思います。今回も、木陰に時々腰を下ろしながら耕耘や草刈り作業をしました。これで綿の種まきや藍の苗の植え付け準備はできました。

          時々腰を下ろして休憩した木陰

コメント
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