東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

やぐらネギの芽を植え付け

2020年05月18日 | 野菜:葉菜

 我家はネギ類をよく食べます。そのため、いろいろな種類のネギを栽培しています。そのネギの中で「やぐらネギ」と呼ばれる変わったネギを栽培しています。ネギ類の増やし方は普通、種をまく,増えた茎を植える,または増えた球根を植えます。しかし、やぐらネギだけは違います。茎の先端に生えた芽を取って植えます。普通のネギはネギ坊主に種ができます。しかし、やぐらネギだけはネギ坊主にあたる箇所に芽がたくさん出るのです。その姿がやぐらに見えるのでしょう。なんとも不思議なネギです。

         ネギ坊主の代わりに芽が出るやぐらネギ


 茎の先端に付いたやぐら部分を採取しました。一つのやぐらには複数の芽が付いています。その複数の芽をバラバラにします。一つのやぐら部分には6個位の芽が付いています。大きな芽(5cm位)から、小さい芽(5mm)までが混在しています。

  採種した一つのやぐら部分     バラバラにしたやぐら部分(6個の芽)
 

 これらバラバラにした芽を畑に植えました。大きめの芽は活着が良いのですが、極小の芽は根付かないで枯れることがあります。これまでの経験から、育つのは70%位です。さらに、雑草を取らないとかんたんに雑草に負けてしまいます。けっこう手間がかかるネギです。それが普及をさまたげているのではないかと思います。当然のことながら八百屋さんでも売っていません。食べても他のネギとあまり変わりませんし。

  今回植えた芽     一つの穴に一つの芽   小松菜の隣に植える
  

コメント
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