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初日、「心のスイッチ」が…

2011年08月26日 | 雑記帳
 二学期初日。
 西側の校門のところでちょうど下水道工事をしており、集団登校の列に何かしら影響があるものかと思い、いつもより早めに学校に行き、その場所に立って子どもたちを待つ。
 工事の開始時刻を遅らせてもらうことは昨日確認したので、その点は安心だったし、さすがに鉄板など敷き詰めて安全性は確保できている。
 通行に支障はないし、あとは元気よく朝の挨拶を交わせばいいんだなと思いながら、一つ観察ポイントを見つけた。

 鉄板と道路の段差を埋めるために、黒い砂状のものが敷かれてあるのだが、その部分を子どもたちはどんなふうに歩いていくだろう。

 全部で十ほどの登校グループが通った。

 さすがに列の先頭の高学年は、きちんと跨いでいく。その後に続く一年生も見習っているようだ。
 大方はそんな子どもではあるが…

 中には足元を気にかけず、そのまま砂地を歩いていく子がいる。注意力が劣ると決定的な判断はできないだろうが、その傾向ありか。

 そして極めつけは、わざとその部分を強く踏みしめていく子である。これは好奇心旺盛タイプと言えば聞こえはいいが、嫌なもの、悪いことに惹かれどうしても体験したいタイプ…。心に何か抱えているはず。
 ああ、あの子が。やはりか…。

 とこんな多様性?にきちんとつき合っていただくことを、学期最初の打ち合わせで話した。

 始業式。
 東井義雄先生の「心のスイッチ」という詩を紹介する。
 みんな、じっとして聞いてくれた。
 かなり以前から校長室のボードに貼りつけておいたものだが、どこからの出典なのか忘れてしまい、ちょっと気になったので、式が終わり、学校報に書いてから検索をかけてちょっとびっくり。

 私が使ったのは、こちらの方が書いてあるのと同じである。
 http://www.sueoka-kodomo-clinic.com/blog/diary.cgi?no=363

 ところが、他のページを見ると違う表現がある。
 (題名もわずかに違う)
 http://mussyusiawase.blog.so-net.ne.jp/2009-08-09

 本物っぽい?のは、こちらだろうか。
 http://www.kochinet.ed.jp/otaguchi-e/gakkomeguri/gakkomeguri/yoshio.htm

 いずれ言いたいことは変わらないだろうが、少し気になる。
 略された形とも考えられるし、推敲されてどれかが完成形なのかもしれない。その道筋を知ってみたい。