すぷりんぐぶろぐ

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花火にエール

2011年08月29日 | 雑記帳
 桟敷席の抽選にもれたのであきらめていたのだが、知り合いの好意で思いかけず手に入れることができたので、数年ぶりに大曲の花火に出かけた。

 日本一を謳う花火大会のことについては、ネット上でも多くの情報や感想や教訓!があり、出かける前にそれらを見たのだが、それだけでも結構疲労感を覚えるほどだった。
 結果、当日は自宅発から自宅着まで11時間(うち花火観賞は3時間半ぐらい、普通の日だと1時間半程度で行き来できる距離ということ)…確かに疲れたが、やはり本物との対面は充実感も大きかった。
 
 今回は特に指定された席が割物の打ち上げ場所の正面に位置し、視野全体を覆う光とともに、身体全体まで響いてくる音の迫力が印象に残る。

 思い出してみれば、前に足を運んだその年だったろうか、NHKの「プロフェショナル仕事の流儀」で、一人の花火師が取り上げられていた。
 茨城の野村煙火工業、野村陽一氏である。
 その番組がとても印象深く、花火を見る目が広がった気がする。
 http://www.nhk.or.jp/professional/2006/0831/index.html

 今回の競技会では入賞は逃したようだが、前年まで何度も優勝を続けてきたことを考えると、どうしてもその名前のプログラムは一層注目して観ていた自分がいた。
 今年の創造花火の曲に、『見上げてごらん夜の星を』を選んだことを平凡と思うか、究極と思うか、それは様々だろうが、私には沁みた。

 今回はそれ以外にもいくつかおっと思わされた花火があり、いつもながら花火師たちは勝負に熱く火花が散らしたことだろう。
 終了直後、手持ちのライトによるエール?に初参加したが、それもまた感動的だった。

 NHKでは毎年BSで生放送を続けている。
 http://cgi2.nhk.or.jp/navi/detail/index.cgi?id=11820110827

 今年も再放送があるのだろうか。初めて知る方はチェックしてほしい。

 直接観たことにない方には、ぜひともお勧めしたい祭りである。人波にもまれるが、それだけの価値はある。
 と、初めて地元PRのようなことを書いてみました。