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桜と絵本と豆乳と

向こうからやって来る言葉

2013年12月10日 | 雑記帳
 閑にまかせて数ヶ月前からの雑誌をぺらぺらとめくる時間があった。以前読んだときは、さほど心に入ってこなくとも、また新たに「ハイッ、ドーモ」と向こうからやって来る言葉もある。備忘録として書き留めてみたい。自分の問題意識の拡がりは、散漫であるとも言えそうだが、どこかでつながっている気もする。


 「リーダーにとって重要なのは、輪の中の人が安全と『感じられる』環境を作ること(サイモン・シネック)」…完全な安全を保障することは限りなく難しい。企業であっても学校であっても、個人であっても集団であっても。とすると「感じられる」ことが最終目標。そのために必要なことを挙げていってみよう。


 「ネットは人を自由にしますが、自由になれば格差も広がります。(古市憲寿)」…便利な道具としてのネットを使いこなす意味をどこに求めるか。ネット社会の進行は、経済格差を助長することは間違いない。そこに身を任せるのではなく、目標に対する可能性を探るためにネットを使うことを忘れてはいけない。


 「政府が示したグローバル人材育成戦略の中にある、グローバル人材の概念は順番が間違っていると思います。(鳥飼玖美子)」…英語教育に絡む発言。この概念(語学を要素1)がどの立場からの重視かは誰しもわかる。要は対象者の実態把握と、実効性のある教育課程編成だ。数年経ったが成果は見えているか。



 「『注目の力を知る』教師は、立ち歩きをしていない子どもが得をするように、配慮します。(横山浩之)」…特別支援教育に限ったことではない。どんなによそ見や手遊びをしている子であっても、神経の一端は級友や教師に向いている。正しいことが淡々と普通に行われる場こそ教育力がある。それは仕事も同様。