平成30年度試験の択一式、
まず、ボリュームはといえば、ページ数から見れば、かなりボリュームがあった
ほうと言えます。
ここ25年ほどで、60ページ以上だったのは3回だけで、平成30年度は61ページ
ですからね。
また、事例問題が多いという傾向は続いており・・・
事例問題は、やはり時間を使ってしまうことがあるので、
時間が足りなくなった受験者もいたようです。
そのほか、個数問題(正しいもの、誤っているものがいくつあるかという形式の
問題)が増え、平成28年度試験と同じ7問ありました。
この問題は、5つの記述すべてについて正誤の判断ができないと、正答を選ぶことが
できないので、問題のレベルとしては高いものになります。
ですので、正解率がかなり低い状態になってしまう問題があります。
全体として問題のレベルは基本的なもの、簡単なものが多々あったので、
その点だけ考えると、基準点が上がる可能性はあるのですが、
問題のボリュームや個数問題の多さ、さらに、ここのところの受験者の得点状況を
考える、受験者の状況が大きく変わらなければ、基準点はそれほど高くなることは
ないだろうと推測することができます。
ということで、
基準点は、昨年と同程度で、45点前後になるのではないかと思われます。