和田浦海岸

家からは海は見えませんが、波が荒いときなどは、打ち寄せる波の音がきこえます。夏は潮風と蝉の声。

水恋鳥・雨乞鳥。

2008-07-07 | Weblog
とぎれとぎれに、雨が降っています。
こういうときは、いろいろな雨の歌。
ということで、短歌と俳句から。
最近の新聞より引用

 指先に雨音あつめレース編む   さいたま市 鈴木さよ里

読売俳壇6月16日の正木ゆう子選の最初にありました。
その選評はというと
「それほど全神経を指先に集中している。雨音から普通に『聞く』という動詞へ行かず、『あつめ』としたことで、屈折が生まれた。指先がアンテナのよう。」

同じ日の読売歌壇では、というと
俵万智選の最初。所沢市の鈴木照興さんの歌。

 春雨はドレッシングの如くふる玉なすレタスの畑を濡らして


昨日(7月6日)の東京新聞。東京歌壇の岡野弘彦選には、雨が多かったのでした。
板橋区の松下正樹さんの歌

 降れふれと聞けばきこゆる奥山に赤翡翠の雨をよぶ声

【評】アカショウビンは極めて美しい色彩と、キョロローと鳴く声が印象的。水恋鳥、雨乞鳥と言われるのも、その声と赤い体色からきていよう。


桶川市の木下英雄さんの歌

  梅雨寒に一人し居れば亡き母のやさしきしぐさ思い出すなり

八王子市の斎賀勇さん

  乗鞍は雨に煙れり水芭蕉さく湿地帯ふみしめ歩む

川崎市の後藤不二子さん

  とりどりの傘つらねゆく登校の子らをし見れば梅雨も楽しき


この日の岡野弘彦選には、ほかにも雨が出てくる短歌があったのですョ。こうして、さまざまな雨を読んでいると、湿りがちな雨の中、なんだかホッとしてきます。

  
            
コメント
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