和田浦海岸

家からは海は見えませんが、波が荒いときなどは、打ち寄せる波の音がきこえます。夏は潮風と蝉の声。

タイミング。

2014-12-12 | 前書・後書。
平川祐弘著「日本語で生きる幸福」
(河出書房新社)が届く。さっそく

2009年11月の文
「人生のおわりに――あとがきに代えて」と、
2014年10月の追加された「新装版あとがき」
とを読んでみる。

うん。私はこれだけで満腹(笑)。

ここには、新装版あとがき
から引用してみます。

「・・確かに私は元気で『悪い奴ほどよく眠る』
などといわれる。仕事に追われて老人性不眠症
とは縁遠い存在である。人生の夕方だがまだ
終わりたくない。直腸癌手術後の十年は、
外国交際を減らしたせいで、以前にまして
執筆時間が増えた。喜寿を過ぎた私は、
書くべきことは書いておこうと次々と
単著にまとめた。・・・・」

ちなみに、平川祐弘氏は1931年生まれ。

「そればかりか2014年5月に学問本位の
書物とは別に、新潮新書『日本人に生まれて、
まあよかった』を書き下ろした。その新書で
私は『「朝日新聞」を定期購読でお読みになる
皆さんへ』という『朝日』批判の一章を設けた
・・その数ヶ月後に『朝日』が誤報を謝罪したのは、
偶然かもしれないが愉快なタイミングであった。」


時機を得た、この新装版は
ちょうど読み頃。今が旬かも(笑)。
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