和田浦海岸

家からは海は見えませんが、波が荒いときなどは、打ち寄せる波の音がきこえます。夏は潮風と蝉の声。

幼稚である。

2014-12-13 | 前書・後書。
12月となると、
気持ちだけがソワソワして、
本を買ったりします(笑)。

外山滋比古氏の
新刊が2冊出ておりました。
こういう際は、いきおいで
買います。

「リンゴも人生もキズがあるほど甘くなる」
(幻冬社)。帯には「90歳の卓見34話」とある。

さてっと、「まえがき」に

「日本人はもともと見えるものに
心を奪われて、見えないものをバカに
するところがあり、『日本人は目で考える』
などと外国人に言われて喜んでいた。
幼稚である。見えるものだけを追っていれば、
常識的になり、心を失うのは是非もない。
ものごとをしっかり考え、洞察する力がなくては、
これからのはげしい時代を生きていかれないであろう。」

うん。これだけでも私は満腹(笑)。

「茶ばなし 全百五十話」(展望社)
この装丁が素敵です。その「あとがき」の
最後の箇所を引用。

「・・たくさんの切抜きから150篇を
えり抜き編集する面倒な仕事を経験豊富な
小出昌洋さんが引き受けてくださった。
印刷はやはり友人の小山成一さんのおられる
精興社にお願いすることができた。
出版は親しくしている唐澤明義さんの
展望社である。友情につつまれた本で、
こんなことははじめてである。なんとなく
センチメンタルになっているのを
お許しいただきたい。 」


後者は本の装丁をみるだけで私は満足。
うん。幼稚である(笑)。
コメント
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