外山滋比古著「知的生活習慣」(ちくま新書)。
うん。今年は初めから、
ちくま新書の数冊が気になるなあ。
楽しく「知的生活習慣」を読了。
読了記念に、「あとがきにかえて」を引用(笑)。
「わかりもしない自分を、わかったように思い、
一度も自分を疑うこともなくて一生を終わる人
がきわめて多いから、人は幸福に生きていかれる。」
「多少、もの知りのつもりでいたのに、
自らについてはまったく無知である、
というのは、かなり大きな発見である。
あまり愉快でない発見だが、
新しいものを生み出すエネルギーを
秘めているようだ。
それに気づくのが、知の始まりで、
その日々が知的生活ということになる。
本を読んでいれば知的だと思っているのは
素朴な知識信仰である。そういう知識の
賞味期限は短いから、中年をすぎれば、
ゴミのようになる。ゴミは進歩のじゃま
になるから、廃棄しないといけない。
頭のゴミ出しをするのにいちばん心強い
味方になるのは忘却であるという
ところまでくれば、しめたものである。
年をとって忘れっぽくなったりするのを
嘆くことはない。むしろ日々これ新しく
前進すると考えたい。老年、怖れるに
足らず、の心境になれば、人生は明るく
たのしいものになりうる。
そんなことを考えるのが知的生活である、
と私は信じているが、ひとさまに押しつけ
ようというつもりは少しもない。
すすめようとも思わない。・・・・」
ふっ~。
少したったら、またパラパラと
線を引いたところを読み返してみます。
新年の一月に読めてよかった(笑)。
うん。今年は初めから、
ちくま新書の数冊が気になるなあ。
楽しく「知的生活習慣」を読了。
読了記念に、「あとがきにかえて」を引用(笑)。
「わかりもしない自分を、わかったように思い、
一度も自分を疑うこともなくて一生を終わる人
がきわめて多いから、人は幸福に生きていかれる。」
「多少、もの知りのつもりでいたのに、
自らについてはまったく無知である、
というのは、かなり大きな発見である。
あまり愉快でない発見だが、
新しいものを生み出すエネルギーを
秘めているようだ。
それに気づくのが、知の始まりで、
その日々が知的生活ということになる。
本を読んでいれば知的だと思っているのは
素朴な知識信仰である。そういう知識の
賞味期限は短いから、中年をすぎれば、
ゴミのようになる。ゴミは進歩のじゃま
になるから、廃棄しないといけない。
頭のゴミ出しをするのにいちばん心強い
味方になるのは忘却であるという
ところまでくれば、しめたものである。
年をとって忘れっぽくなったりするのを
嘆くことはない。むしろ日々これ新しく
前進すると考えたい。老年、怖れるに
足らず、の心境になれば、人生は明るく
たのしいものになりうる。
そんなことを考えるのが知的生活である、
と私は信じているが、ひとさまに押しつけ
ようというつもりは少しもない。
すすめようとも思わない。・・・・」
ふっ~。
少したったら、またパラパラと
線を引いたところを読み返してみます。
新年の一月に読めてよかった(笑)。