朝日新聞2014年12月23日に
「本社慰安婦報道 第三者委員会報告のポイント」
というページがある。
報告を、朝日新聞が分かりやすく編集した
ページになります。
それが朝日新聞の文章作法を教えてくれる、
私にはありがたい、教材となっております。
たとえば、
宮沢喜一首相が訪韓する直前の
92年1月11日。
その朝日新聞の一面トップと夕刊での
たたみかけ。
この箇所を、私はとりあげてみます。
まずは、
雑誌WILL3月号の対談で堤尭氏は
「この世の中、何事も被害者面してる奴の
勝ちなんだよ(笑)。
『私が強制的に慰安婦狩りをした』という
吉田清治の証言と、
『連行された元慰安婦を見つけました』と
称して金学順を第一号の被害者として持ち出した
植村の記事が合わさって、日本は国連でも
『性奴隷の国』として糾弾されることになった。
植村は『挺身隊と慰安婦を混同した』というが、
金学順自身は『挺身隊』という言葉は一度も使って
いない。・・・・」(p54)
ここにかかわる92年1月11日についての記事を
朝日新聞がポイントとして新聞に載せるとこうなる。
『安易かつ不用意な全文』『1面トップ問題とはいえない』
と横見出しをした下には、こうポイントを要約しております。
「日韓首脳会談のため宮沢喜一首相が訪韓する
直前の92年1月11日、朝刊1面トップで
『慰安所 軍関与示す資料』などの見出しで
報じた記事の作成経緯も議論された。
報告書は、1面トップとした判断に問題が
あったとはいえないと結論づけた。・・・
ただ、前文で『深刻な課題を背負わされた
ことになる』としていることや、11日夕刊
にも別の資料を掲載してたたみかけるように
報道したことを挙げ、『訪韓の時期を意識して
慰安婦問題が政治課題となるよう企図して
記事としたことは明らか』と指摘した。
一方、記事につけられた『従軍慰安婦』の
用語説明メモは、挺身隊として強制連行された
朝鮮人慰安婦の人数が8万~20万人である
かのように不正確な説明をしており、
『読者の誤解を招くものだった』と判断した。」
『ただ』とか『一方』という言葉で、
問題を相対化したような朝日文の落し穴。
さらに、朝日新聞12月23日には
「国際社会に対する影響」というポイントを
もうけております。そこの見出しだけ引用。
『日本批判に弾み』『韓国世論に効果』
『あまり影響ない』3報告併記
こちらも、並べ方への考察を誘われます。
まあ、ネットでも読めるようです。
根深く、興味深いテーマなので、
朝日新聞の今までとこれからを占い。
きちんとした、自分の意見を持つという
読解力を養う絶好のチャンス。
ということで、私は読めてよかった。
今度は、もうすこし丁寧に
読んでみます(笑)。
「本社慰安婦報道 第三者委員会報告のポイント」
というページがある。
報告を、朝日新聞が分かりやすく編集した
ページになります。
それが朝日新聞の文章作法を教えてくれる、
私にはありがたい、教材となっております。
たとえば、
宮沢喜一首相が訪韓する直前の
92年1月11日。
その朝日新聞の一面トップと夕刊での
たたみかけ。
この箇所を、私はとりあげてみます。
まずは、
雑誌WILL3月号の対談で堤尭氏は
「この世の中、何事も被害者面してる奴の
勝ちなんだよ(笑)。
『私が強制的に慰安婦狩りをした』という
吉田清治の証言と、
『連行された元慰安婦を見つけました』と
称して金学順を第一号の被害者として持ち出した
植村の記事が合わさって、日本は国連でも
『性奴隷の国』として糾弾されることになった。
植村は『挺身隊と慰安婦を混同した』というが、
金学順自身は『挺身隊』という言葉は一度も使って
いない。・・・・」(p54)
ここにかかわる92年1月11日についての記事を
朝日新聞がポイントとして新聞に載せるとこうなる。
『安易かつ不用意な全文』『1面トップ問題とはいえない』
と横見出しをした下には、こうポイントを要約しております。
「日韓首脳会談のため宮沢喜一首相が訪韓する
直前の92年1月11日、朝刊1面トップで
『慰安所 軍関与示す資料』などの見出しで
報じた記事の作成経緯も議論された。
報告書は、1面トップとした判断に問題が
あったとはいえないと結論づけた。・・・
ただ、前文で『深刻な課題を背負わされた
ことになる』としていることや、11日夕刊
にも別の資料を掲載してたたみかけるように
報道したことを挙げ、『訪韓の時期を意識して
慰安婦問題が政治課題となるよう企図して
記事としたことは明らか』と指摘した。
一方、記事につけられた『従軍慰安婦』の
用語説明メモは、挺身隊として強制連行された
朝鮮人慰安婦の人数が8万~20万人である
かのように不正確な説明をしており、
『読者の誤解を招くものだった』と判断した。」
『ただ』とか『一方』という言葉で、
問題を相対化したような朝日文の落し穴。
さらに、朝日新聞12月23日には
「国際社会に対する影響」というポイントを
もうけております。そこの見出しだけ引用。
『日本批判に弾み』『韓国世論に効果』
『あまり影響ない』3報告併記
こちらも、並べ方への考察を誘われます。
まあ、ネットでも読めるようです。
根深く、興味深いテーマなので、
朝日新聞の今までとこれからを占い。
きちんとした、自分の意見を持つという
読解力を養う絶好のチャンス。
ということで、私は読めてよかった。
今度は、もうすこし丁寧に
読んでみます(笑)。