和田浦海岸

家からは海は見えませんが、波が荒いときなどは、打ち寄せる波の音がきこえます。夏は潮風と蝉の声。

夏の京都のお地蔵さま。

2019-07-03 | 本棚並べ
季刊民族学53(第14巻第3号)1990夏。

この雑誌を古本で注文。昨日届く。
小長谷有紀著「ウメサオタダオが語る、梅棹忠夫」
のp23に、こんな箇所がありました。

「1989年の夏だったように思う。
当時、私は西陣の一角にある公団住宅に住んでいて、
アパートの管理人をしているお宅の子どもたちと一緒に
上京区のお地蔵さんを毎朝たずねあるいた。どこにどんな
地蔵がまつられているか、その形状を写真にとり、
地図に記載していった
(利光(=小長谷)有紀「京都のお地蔵さま
(わたしたちのまち探検)」『季刊民族学』14巻三号、1990年)。」

気になるので、古本で検索すると、
ありました。注文して昨日届きました。
居ながらに、本が届くありがたさ(笑)。

A4サイズの季刊雑誌に
お目当ての「京都のお地蔵さま」は
カラー写真入りで11ページにわたって掲載されて、
地図もはいって読み応えがあるのでした。

はじめて手にした「季刊民族学」は
カラー写真がふんだんにあって、
活字とあいまってのテンコ盛り。

目次をすこし引用。

ガダールの飛翔 ・・・  文・梅棹忠夫
ヒョウタンの一生 ・・・ 保坂実千代
モースのあつめた〈もの〉 ・・・ 守屋毅
気仙大工 ・・・・・・  安藤邦廣
 
 まだまだあるのですが、そのなかに

京都のお地蔵さま ・・・ 利光有紀

がありました。
活字を追うのももどかしく、
写真に目移りしてゆきます。

はい。雑誌のページを開くと、
そのつど、世界がこぼれ出る。

うん。私はこの雑誌一冊でもう満腹。
消化には、だいぶ時間がかかりそう。
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