Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

台所からキッチンへ(13)

2022年03月06日 06時30分32秒 | Weblog
 これに対し、戦争直後に生まれた世代、ざっくり言うといわゆる団塊世代は、戦前・戦中世代のような民族的トラウマを負っているわけではないが、これも結構複雑なようだ。 
 まず、家庭、学校、職場において、何らかの形で「観念上の軍事化」の影響を受けた層が出現していたと思われる(ちなみに、スーツを着た首狩り族で取り上げた私の元上司の父親は、海軍出身だった。)。
 ちなみに、「巨人の星」の星一徹は、1919年又は1920年生まれということなので、大松監督と同様に軍隊経験があり、南方戦線に赴いたという設定らしい。
 そうでなければ、「血の汗流せ、涙を拭くな」という言葉は出てこないだろう。
 次に、親の世代に対する反動として、「反権力」志向の層が出現したことは、おそらく異論を見ないと思う。
 問題は、いずれの層についても、(もちろん例外も多いが)全般的な傾向としてよく指摘されるのは、集団思考・集団志向が極めて強いということである。

60代「団塊世代」はなぜこんなに嫌われたのか 「付き合いにくい」理由が今、明らかに!
 「次に、団塊世代の特徴として重要なのは、ほかの世代より圧倒的に勝る「数の多さ」です。その「同世代の人間の数の多さ」こそ、団塊世代の特徴を形成してきた最たる要素ではないかと、私は考えています。
 団塊世代は人数が多く、厳しい受験戦争があり、当時は「4当5落」と言われました。「4時間睡眠なら大学に合格するけど、5時間睡眠では落ちる」と言われたほどです。
 生まれた人数が飛び抜けて多いため、何事につけても激しく競争してきました。
 「つねに隣人や周囲から後れを取ってはいけない」という環境の下で育った結果、強い競争意識と闘争心を身に付けざるをえなかったのです。


 言うまでもないが、「競争志向」は究極の集団志向にほかならない。
 「強い父」復権志向と「競争志向」が、経済の分野でシンクロしてしまった!?
 
コメント
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