これに対し、戦争直後に生まれた世代、ざっくり言うといわゆる団塊世代は、戦前・戦中世代のような民族的トラウマを負っているわけではないが、これも結構複雑なようだ。
まず、家庭、学校、職場において、何らかの形で「観念上の軍事化」の影響を受けた層が出現していたと思われる(ちなみに、スーツを着た首狩り族で取り上げた私の元上司の父親は、海軍出身だった。)。
ちなみに、「巨人の星」の星一徹は、1919年又は1920年生まれということなので、大松監督と同様に軍隊経験があり、南方戦線に赴いたという設定らしい。
そうでなければ、「血の汗流せ、涙を拭くな」という言葉は出てこないだろう。
次に、親の世代に対する反動として、「反権力」志向の層が出現したことは、おそらく異論を見ないと思う。
問題は、いずれの層についても、(もちろん例外も多いが)全般的な傾向としてよく指摘されるのは、集団思考・集団志向が極めて強いということである。
60代「団塊世代」はなぜこんなに嫌われたのか 「付き合いにくい」理由が今、明らかに!
「次に、団塊世代の特徴として重要なのは、ほかの世代より圧倒的に勝る「数の多さ」です。その「同世代の人間の数の多さ」こそ、団塊世代の特徴を形成してきた最たる要素ではないかと、私は考えています。
団塊世代は人数が多く、厳しい受験戦争があり、当時は「4当5落」と言われました。「4時間睡眠なら大学に合格するけど、5時間睡眠では落ちる」と言われたほどです。
生まれた人数が飛び抜けて多いため、何事につけても激しく競争してきました。
「つねに隣人や周囲から後れを取ってはいけない」という環境の下で育った結果、強い競争意識と闘争心を身に付けざるをえなかったのです。」
言うまでもないが、「競争志向」は究極の集団志向にほかならない。
まず、家庭、学校、職場において、何らかの形で「観念上の軍事化」の影響を受けた層が出現していたと思われる(ちなみに、スーツを着た首狩り族で取り上げた私の元上司の父親は、海軍出身だった。)。
ちなみに、「巨人の星」の星一徹は、1919年又は1920年生まれということなので、大松監督と同様に軍隊経験があり、南方戦線に赴いたという設定らしい。
そうでなければ、「血の汗流せ、涙を拭くな」という言葉は出てこないだろう。
次に、親の世代に対する反動として、「反権力」志向の層が出現したことは、おそらく異論を見ないと思う。
問題は、いずれの層についても、(もちろん例外も多いが)全般的な傾向としてよく指摘されるのは、集団思考・集団志向が極めて強いということである。
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「次に、団塊世代の特徴として重要なのは、ほかの世代より圧倒的に勝る「数の多さ」です。その「同世代の人間の数の多さ」こそ、団塊世代の特徴を形成してきた最たる要素ではないかと、私は考えています。
団塊世代は人数が多く、厳しい受験戦争があり、当時は「4当5落」と言われました。「4時間睡眠なら大学に合格するけど、5時間睡眠では落ちる」と言われたほどです。
生まれた人数が飛び抜けて多いため、何事につけても激しく競争してきました。
「つねに隣人や周囲から後れを取ってはいけない」という環境の下で育った結果、強い競争意識と闘争心を身に付けざるをえなかったのです。」
言うまでもないが、「競争志向」は究極の集団志向にほかならない。
「強い父」復権志向と「競争志向」が、経済の分野でシンクロしてしまった!?