Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

敬意の欠如

2022年03月22日 06時30分18秒 | Weblog
橋下氏らの執拗な「降伏」「妥協」発言、なぜそれほど罪深いのか ウクライナへの“いたわりに欠ける”姿勢で大炎上!
 「「今、ウクライナは18歳から60歳まで男性を国外退避させないっていうのは、これは違うと思いますよ」「アンドリーさん、日本で生活してていいでしょう。未来が見えるじゃないですか。あと10年、20年、頑張りましょうよ。もう一回、そこからウクライナを立て直してもいいじゃないですか。(ロシアのウラジーミル・)プーチン(大統領)だっていつか死ぬんですから」
 このときグレンコ氏は、ウクライナの現状を懸命に説明していた。その発言に割って入ってまで、橋下氏は「ウクライナ人は国外へ逃げろ(=つまり、国土をロシアに明け渡せ)」と言ったのである。


 この人は、ときどき奇妙なことを言う。
 ウクライナが現在行っているのは、占有侵害を行ったロシア軍に対する自衛の措置であり、これを「やめろ」というのは完全に筋違いである。
 橋下氏らの発言の背景には、おそらく「生命至上主義」があると思われる。
 「人間は、結局『生きててなんぼ』の存在でしょ?」という決めつけを、ウクライナの人々にも妥当するものと考えて押し付けているわけである。
 だが、まず、この主張は、「生命以上の価値を有する人」に対する侮辱にほかならない。
 分かりやすく言うと、ソクラテスに対して、「命が一番大切だから、国外に逃げなさい」というような愚かな発言である。
 次に、橋下氏らの見解は、楽観的に過ぎる。
 他国に逃げる余裕のない人もいるだろうし、ロシアのやり方からすれば、いったん逃げた場合、二度と故郷の地を踏めないことになるばかりか、亡命先で暗殺されるおそれすらあるのだから(元スパイ殺害事件(速報))。
 いずれにせよ、相手に対する敬意を欠く発言であることは間違いない。
コメント
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