播州信金、審査部長を懲戒解雇 定期3400万円詐取で
「播州信用金庫は6月2日、顧客の定期預金証書の偽造を繰り返し、現金3400万円をだまし取っていたとして、審査部長(男性、51)を6月1日付で懲戒解雇したと発表した。」
一般の人であれば、「とんでもない話だ」と呆れるところだろうが、私はちょっと違ったことを考えた。
それは、この審査部長は、おそらくこの信金では創業者一族ではなかったのだろうということである。
高度の透明性が求められる金融機関でありながら、信金や地銀の中には、いまだにトップが世襲であったり、経営陣が同族であるところが多い。
こうした同族経営の金融機関において、この種の不正を行う人物の中に、創業者一族が含まれていることはまずない。
なぜなら、こういう人たちは、「自分の手を汚さない」手段を講じているからだ。
スルガ銀行、不正融資を招いた同族経営の闇 2トップ独占インタビュー(上)【全3回】 ダイヤモンド編集部
「それ以前から、スルガ銀の不正融資については盛んに報道され、監督当局による検査も入っていた。にもかかわらず、昨夏に光喜氏に報酬として1億9700万円、喜之助氏に対しては退職慰労金として5億6500万円を支払うことを決めているあたりに、一連の不正行為とその責任を旧経営陣がいかに軽視し、かつ社外取締役による牽制機能が働いていなかったかがよく分かる。」
こういう風に「合法的に」、多額の金銭を得ることが可能なのだ。
「播州信用金庫は6月2日、顧客の定期預金証書の偽造を繰り返し、現金3400万円をだまし取っていたとして、審査部長(男性、51)を6月1日付で懲戒解雇したと発表した。」
一般の人であれば、「とんでもない話だ」と呆れるところだろうが、私はちょっと違ったことを考えた。
それは、この審査部長は、おそらくこの信金では創業者一族ではなかったのだろうということである。
高度の透明性が求められる金融機関でありながら、信金や地銀の中には、いまだにトップが世襲であったり、経営陣が同族であるところが多い。
こうした同族経営の金融機関において、この種の不正を行う人物の中に、創業者一族が含まれていることはまずない。
なぜなら、こういう人たちは、「自分の手を汚さない」手段を講じているからだ。
スルガ銀行、不正融資を招いた同族経営の闇 2トップ独占インタビュー(上)【全3回】 ダイヤモンド編集部
「それ以前から、スルガ銀の不正融資については盛んに報道され、監督当局による検査も入っていた。にもかかわらず、昨夏に光喜氏に報酬として1億9700万円、喜之助氏に対しては退職慰労金として5億6500万円を支払うことを決めているあたりに、一連の不正行為とその責任を旧経営陣がいかに軽視し、かつ社外取締役による牽制機能が働いていなかったかがよく分かる。」
こういう風に「合法的に」、多額の金銭を得ることが可能なのだ。