Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

家長バイアス

2022年06月29日 06時30分13秒 | Weblog
「離婚男性の自殺率が異常に高い」なぜ日本の男性は妻から捨てられると死を選んでしまうのか 「離婚と自殺」に強い相関がみられるのは日本の男性だけ
 「ここから分かるのは、日本の男性は、欧米の男性と比べて、離婚と自殺の相関が異常に高すぎるということです。日本の男性に対して、よく「家族のために仕事をする大黒柱バイアスがある」として、それを「男らしさの呪縛」などといって非難する論説も見かけます。「男らしさから降りればいい」という人もいますが、「家族のために仕事をする大黒柱」であることを男らしさのひとつととらえるなら、男らしさから降りてしまうことは働かないということでもあり、それは離婚で家族を失うことにもつながりかねません。
 つまり「男らしさから降りる」ということは「生きることをやめる」ということと等しいことかもしれず、安易に言うべき言葉ではないでしょう。
 家族の大黒柱であることに生きがいを感じ、頑張る姿は別に否定されるものではありません。問題は、「金を稼いで家族を養うことだけが自分の社会的役割である」という歪んだ達成観念に陥ることです。言い換えれば「稼がなければ捨てられる」という強迫観念です。自分では「俺が家族を支えている」と認識しているかもしれませんが、実は「家族によって支えられているのはお父さん自身のほうだった」になっていないでしょうか。


 ややポイントを外した記述のように感じられる。
 欧米との違いの理由は、やはり、「イエ」(男性である頂点(家長、戸主)をもつ事業体)をモデルとした集団(典型的にはカイシャ)を単位として社会が構成されてきたかどうか、という点に求められるべきだろう。
 ゆえに、「大黒柱バイアス」ではなく、「家長バイアス」と言うべきところだろう。
 これを「男らしさ」と言ってしまうと、おそらく間違いになる。
 「男らしさ」は、欧米でも当然求められる徳の一つだからである。
 ところで、離婚した男性の自殺率については、自営業者や会社経営陣と、通常のサラリーマンとに分けて分析する必要があると思う。
 私の推測では、前者より後者の方が自殺率は高いと思う。 
 なぜなら、前者の場合、離婚してもなお職業生活では「家長」(事業体の頂点)であり得るのに対し、後者は職業生活においても「家長」ではないからである。
コメント
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