- J.オッフェンバック:『ホフマン物語』より
- L.v. ベートーヴェン:『フィデリオ』より
- P.I.チャイコフスキー 『エウゲニ・オネーギン』 より
- G.プッチーニ:『蝶々夫人』より
- G.ロッシーニ:『チェネレントラ』より
- G.ドニゼッティ 『ドン・パスクワーレ』 より
- G.プッチーニ:『つばめ』より
- G.メノッティ 『霊媒』 より
- J.マスネ 『マノン』 より
- W.A.モーツァルト 『コジ・ファン・トゥッテ』 より
- G.ビゼー『真珠とり』より
使用言語をみると、
・イタリア語:5曲
・フランス語:3曲
・ドイツ語:1曲
・英語:1曲
・ロシア語:1曲
という選曲。
昨年の「カルメル会修道女の対話」からも分かるとおり、研修所はフランス語を結構重視しているようだ(カルメル会と四十七士、あるいは殉教と殉死)。
その理由は、昨日指摘したとおり、おそらくは「『語り』と『歌』」両方の発声法を習得しなければならないからではないだろうか?
さて、若手の皆さんはさすがにトレーニングを積んでいるだけあって、フランス語の歌も滑らかに聞こえる。
しかも、冒頭に「ホフマン物語」からの2曲を持ってきたのが正解で、一挙に笑いが起こってよいスタートとなった。
やはり最初の曲は重要なのだ。
「ホフマンの舟歌」以外はガラ公演ではあまり上演されない曲で、私などにとっては有難い選曲である。
ちゃんと現代オペラからG.メノッティの「霊媒」を選ぶところもすごい。
終演後に強く感じたのは、伴奏のマーティン・カッツさんが完璧なところ。
ちょっと調べたところ、「現代最高の共演ピアニスト」と評されているらしい(アーティスト:マーティン・カッツ(ピアノ))。
「15人目の歌い手」は、この人だった。