Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

予習不足

2024年11月28日 06時30分00秒 | Weblog
R.シュトラウス
・夜に(C.ブレンターノの詩による「6つの歌」より)op.68 No.1 *
・何もない / 献呈 / 万霊節(『最後の花びら』よりの8つの歌 より)op.10 No.2,1,8 **
・矢車菊 / 芥子の花(『乙女の花』より)op.22 No.1,2 **
・「3つのオフェーリアの歌」(シェイクスピア『ハムレット』より)op.67 No.1,2,3 *
・君は私の心の冠 / あぁ悲しい私、不幸をまとった男(F.ダーンの詩による「5つの素朴な歌」より)op.21 No.2,4 **
・明日の朝 / 密やかな誘い(「4つの歌」より)op.27 No.4,3 **
A.ライマン「子どもの歌」 より No.1,2,3,4,6,8 *
R.シュトラウス
・セレナーデ(「6つの歌」より)op.17 No.2(演奏家の都合によりカット)**・夜(『最後の花びら』よりの8つの歌 より)Op.10 No.3 **
・君の黒髪を私の頭に広げて(『はすの花びら』よりの6つの歌 より)op.19 No.2 **
・私は恋を抱いて(「5つの歌」より)op.32 No.1 **
・憩え、我が心(「4つの歌」より)op.27 No.1 **
・解き放たれて(「5つの歌」より)op.39 No.4 **
・母の自慢話(「3つの古いドイツの歌」より)op.43 No.2  **
・「四つの最後の歌 」 *
[ ソプラノ:天羽 明惠 * / テノール:澤武 紀行 ** / ピアノ:ジークムント・イェルセット ]

 私の大好物であるドイツ・リートのリサイタル。
 今年亡くなったアリベルト・ライマンの1曲:「子どもの歌」を除き全てR.シュトラウスの曲である。
 オペラと交響詩の大家と思われているが、彼は200曲以上のリートを残しているのである。
 しかも、メロディラインがしっかりしており、バラエティに富んでいて飽きさせない。
 「四つの最後の歌」では美しいメロディーとピアノによって穏やかな自然(ひばりの鳴き声も)を表現し、「憩え、我が心」では猛獣のような叫びを響かせ、「母の自慢話」では(澤武さんが女装して鬘をかぶって登場)母が溺愛する娘をコミカルに自慢する、といった具合なのである。
 ただ、問題は、「予習が難しい」ということ。
 オペラもそうだが、外国語の歌を含む芸術作品は、やはり意味を理解しておかないと空回りのおそれがあるので、予習は必須なのである。
 この点、シューマンやシューベルトなどだと、リートの対訳本が多く出ているので、それを読むことで予習が可能である。
 ところが、私の手もとには、R.シュトラウスの対訳本がなかったのである。
 あえて代用するとすれば、109曲の歌詞と日本語訳を搭載している「リートの祝祭」(ひとり別格(1))のパンフレットくらいである。
 これだと、シュトラウスの歌曲は、
・「アモール」(詩:ブレンターノ)
・「ひとつのもの」(詩:アルニム)
・「言ったのよ---それで終わりでないの」(詩:子供の魔法の角笛)
・「セレナーデ」(詩:シャック)
・「黄金色にあふれる中を」(詩:レーマー)
・「満ち足りた幸せ」(詩:リリエンクローン)
・「朝焼け」(詩:リュッケルト)
・「さすらい人の心の安らぎ」(詩:ゲーテ)
・「ひどい天気」(詩:ハイネ)
と9曲が含まれている。
 だが、比べてみると、本番でカットされた「セレナーデ」しかかぶっていない。
 うーむ、シュトラウスの予習用に対訳本をAmazonで買っておこう。
コメント
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