亡き父(?)「タラの、この赤い土が、お前の支えなんだ。」
スカーレット「タラ、私の故郷・・・帰ろう・・・」(4:58付近~)
アメリカ大統領選は、”不動産王”トランプ氏の勝利に終わった。
彼が不動産=「土」を体現する人物であるとすれば、ハリス氏はどうなるだろうか?
私見では、民主党が戦前から最大の関心を抱いてきたのは「資源」であり、なかんずく「油(石油)」であると思う。
例えば、日本への石油輸出禁止を決めたのも、民主党のF=ローズヴェルト大統領だった(昭和16年(1941年)8月1日アメリカ、全侵略国への石油の輸出を全面禁止(発動燃料、航空機用潤滑油も含む))。
また、ロシアの石油産業に食い込んだのも、民主党に連なる集団だった(最後の棒倒し(1))。
なので、ハリス氏=「油」という表現が分かりやすいと思う。
ということは、今回の大統領選は、「土」v.s.「油」の戦いで、これに「土」が勝利したのである。
ちなみに、「土」は「血」と並ぶ集団の組成原理であり、「原母」の象徴でもある(”原母”の死、あるいは暗喩としての土)。
さて、「土」を体現するトランプ氏は、「アメリカ・ファースト」をスローガンに掲げ、自国の利益の極大化と「モンロー主義」を推進していくと予想される。
なので、移民を排斥し、ウクライナ戦争は終結させようとするかもしれないし、台湾有事には「関税200%」で対応して軍事介入はしないかもしれない。
つまり、トランプ氏は、スカーレットのように、「故郷」(アメリカ)に帰ろうとするのだろう。
ところが、レットの方を見ても、彼は、
”Frankly, my dear, I don't give a damn.”(俺の知ったこっちゃない。)
と言うばかりで、これまた自分のことしか考えていないようである(好きな映画を語る〜「風と共に去りぬ」)。
・・・やはり、ここは、救世主アニーに登場してもらうしかない!?