Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

来日中止

2020年02月19日 08時07分12秒 | Weblog
【重要】公演中止および払い戻しのお知らせ
 「2月29日、3月1日に開催を予定しておりました「オーチャード・バレエ・ガラ ~世界名門バレエ学校の饗宴 2020~」および「入学特別オーディション」につきまして、新型コロナウイルス感染拡大の状況に対し、複数の出演予定学校より、学校が所属する教育機関から渡日への自粛要請がある、また生徒や教師の安全を最優先にすべき学校の立場として、収束の目途が見えない現状での来日は断念せざるを得ないという判断がございました。

 「オーチャード・バレエ・ガラ」の出演者は、「生徒や教師の安全を最優先にすべき学校の立場」などにかんがみ、来日を中止するということだ。
 これに対して、プロの演者については話は違うということになるのかといえば、それは楽観的な見方だという気がする。
 つまり、劇団・劇場としては、当然団員の生命・健康を守る法的な義務があるわけなので、ダンサーや歌手の安全を最優先にする見地から、公演を中止するという判断はありうる。
 そうなると、これから「来日中止」のニュースが増えていくことも考えられる。
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多浪の意義

2020年02月18日 07時33分07秒 | Weblog
浪人経験は必要ですか? 上野千鶴子さん「ごめんね」
 「受験制度の一部のように毎年生まれる「浪人」。昨春、東京大の入学式で辛口エールが反響を呼んだ同大名誉教授、上野千鶴子さん(社会学)はどう見ているのでしょうか。
 私は浪人はやらなくてもよい経験だと思っています。若くて活力のある時期を、受験のためだけに押しつぶされそうになって過ごすことがポジティブな経験だと、どうしても思えません。


 浪人に意義があるかどうかについては、人それぞれとしか言いようがない。 
 明確に「何を学びたい」、「この職業に就きたい」と考えている人を別とすれば、第二希望以下の大学に入ったとしても、「住めば都」となるわけだし、それがきっかけで天職を見つけたり、生涯の伴侶に巡り合う人もいる。
 正月に放映されたEテレの「2000年を生きる 塩野七生と高校生の対話」で、塩野七生さんも、高校生たちに向かって、「あんたたちくらいの年で、自分が本当は何をしたいのかなんて、わかるわけがないのよ」という趣旨のことをおっしゃっていた。
 実は就職も似たようなものだと思う。
 もちろん、「こういう仕事がしたい」という明確なヴィジョンを持っている人は例外だが、20代前半でそこまで出来上がっている人は極めて少ないだろう。
 
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干渉される

2020年02月17日 07時43分50秒 | Weblog
イーヴォ・ポゴレリチ
自分で聴くのはもっと他の音楽です。中でもポピュラー音楽や民族音楽を好んで聴きますね。総じて人の声が好きで、ポピュラーソングをよく聴きます。ギターも好きです。『ヴァイオリンは聴衆のため、ギターは自分のために弾く』と言ったパガニーニと似ています(笑)。私はあらゆるジャンルの音楽が好きですが、ピアノ音楽はあまり聴きません。思考が干渉されるからです。自分の想像力の純度を保っておきたい。クリスタルのようなアイデアとヴィジョンを持ち続けたいのです。」(中村真人氏によるインタビューより)

 演奏家にとってはオリジナリティーが大事なのだろうと思うが、同業者の演奏を聴きすぎると、それに思考が干渉されて、オリジナリティーが希薄化するということなのだろうか。
 作曲家についても同じことが言えるのではないかと思う。
 というのも、ブラームスを聴いていると、作品によっては、随所にベートーヴェンのエコーが聴こえてくるからである。
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承認欲求と職業選択

2020年02月16日 07時34分06秒 | Weblog
大塚明夫「声優を夢見る若者が陥りがちな失敗」
 「あなたが「声優になって、あわよくば役者として評価され、あわよくばちやほやもされ」と考えているのなら、もう一度あたまっから考え直したほうがよろしいでしょう。何をやりたいかが全然わかっていないからです。そのとき考えるべきは、自分の本当の望みと、声優という道は諦めるということです。
. このあたりは、各々の自己顕示欲や承認欲求と密接に結びついた問題です。だからこその「生き方の選択」なのです。

 「昔うちの事務所に所属していた声優で、面白い男の子がいました。彼は、「僕は役者になんて別になりたくありません。僕はとにかく女の子にモテたいんです。顔は二枚目じゃないけど声はいいから、キャーキャー言われる手段として声優という仕事を選びました」と、マネージャーにはっきり宣言していたのです。

 声優の大塚明夫氏がなかなか深いことをおっしゃっている。
 職業選択にあたって、自己顕示欲や承認欲求が満たされるかどうかは、程度の差こそあれ、多くの人が考慮要素に入れているはずである。
 問題は、そのことを意識しているかどうかであり、このことに気づかないまま就職して、挫折を味わう人がなんと多いことか。
 声優業についていえば、大塚氏がいいたいのは、承認欲求があまりに強い人は声優には向かないということだろう。
 同じことは法曹にも言えるだろう。
 仕事の大半は書面作成や調査などのデスクワークであり、人からちやほやされる場面はあまりないように思う。
 ちなみに、私の修習時代、「弁護士になってモテてみたかったんです」と公言する人を見たことがあるが、今ではこういう人は絶滅危惧種なのではないだろうか。

 
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若きヴェルテルとBig Girls

2020年02月15日 07時35分32秒 | Weblog
Big Girls Don't Cry/Fergie
 「分かって貰いたい。どうかあなたに
  こんな弱音で引き留めたいんじゃないの
  私のわがまま。そう、私だけの
  私達、正しい道に戻る時よね
  心細い。毛布を欲しがる子供の気持ち
  でも行かなきゃ。これからの毎日を
  今こそ大人になる時が来たの
  大人の女性は泣いたりしない


 たまたまこの曲を聴いて、音喜多道冬氏が指摘した「若きヴェルテル」=「ゲーテによるヴァーチャル自殺説」(ドイツ的不健全)を思い出した。
 ヴェルテルの場合、恋愛が成就されないことによる苦しみから逃れるため、結局自殺を選んでしまう。
 ところが、Big Girls(大人の女性)の場合、相手から離れられなくなる前に、"We've got some straightenin' out to do" つまり、相互に自立した個人と個人の関係を回復し、これによって過度の依存を断ち切るというわけである。
 「ヴァーチャル自殺」よりもよほどこちらの方が健全だろう。
 

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21年間

2020年02月14日 09時33分23秒 | Weblog
槇原敬之容疑者 覚せい剤取締法違反で逮捕 1991年「どんなときも。」がミリオンセラー
 「同容疑者は1999年にも覚せい剤取締法違反の現行犯で逮捕され、有罪判決を受けている。

 薬物事犯の2回目の起訴の場合、執行猶予判決を得られるかどうかの最大の決め手は、前回との時間的間隔であるとされている。
 通常、10年程度公判請求を受けていなければ、再度執行猶予判決が得られることが多い(私の経験では、前回犯行から今回犯行までの期間が8年程度で執行猶予が得られたケースがある。)。
 そうすると、前回犯行から21年も経過していて、その間公判請求を受けていないということであれば、通常は執行猶予判決となるものと思われる。
 ところが、槇原氏の場合、予断を許さないようである。
 本人の認否が明らかでなく、かつ、詳しい事実関係は不明だが、おそらく取調べに対して否認を続けてきた挙げ句の逮捕ではないかと思うので、犯情の点で、マイナス要素が多いように思うのである。
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菅野式

2020年02月13日 07時57分45秒 | Weblog
巨人が水風呂改革 冷却水循環装置を導入、疲労回復
 「巨人が「お風呂改造計画」に着手する。ジャイアンツ球場に隣接するクラブハウス内の水風呂に、水温を安定させる冷却水循環装置の導入が決まった。
巨人・菅野、“完璧に近い”16勝!初最多勝へ前進シーズン4度目完封
 「入浴時に行っているのが「温冷交代浴」。夏場は「40~41度の温水に10分間」、続いて「エアプールに水をためてロックアイスを3、4袋入れた冷水に5分間」、これを交互につかる。「体を温めてから、体温が下がっていく中で寝ると睡眠の質が高まる」。プロ入り後に自ら勉強して始めた疲労回復法だ。高温で副交感神経、低温で交感神経を刺激して自律神経の働きを高め、血管の伸縮作用による血行促進の効果もある。

 巨人には、「温水・冷水交代浴」を行う選手が多いようである。
 菅野投手は非常に凝った方法で、銭湯などでもちょっと真似できないが、「冷水浴」で終わるのがミソのようである。
 体温を下降ルートに乗せることで、ぐっすり眠れるようにするのだという。
 
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映画化

2020年02月12日 07時55分23秒 | Weblog
Babes in Arms (film)(同名のミュージカルを映画化したもの)

 バレンタインデーが近づいたからというわけではないが、「マイ・ファニー・バレンタイン」の発祥であるミュージカル "Babes in Arms" を映画化したものをアマゾンで購入して観た。
 「マイ・ファニー・バレンタイン」を初めて聴いたのは、おそらく高校生の頃だったと思うが、すぐに虜になってしまい、今でも毎日数回は聴かないとすまない中毒に陥っている。
 お気に入りは、チェット・ベイカーと、アンドレ・ギャニオン(但し、こちらはインストルメンタル)である。
 よく指摘されるように、この曲の歌詞はなぞに満ちている。
 どうやら、ある女の子が、バレンタインという名前の恋人のことをバカにしながら愛おしむ内容のようなのだが、「バカにしながら愛おしむ」というシチュエーションが理解できず、原作のミュージカルを観てみたいと思ったわけである。
 そこで、映画版のBabes in Arms を入手したわけだが、結論から言えば、「マイ・ファニー・バレンタイン」は歌われず、フィナーレは"God's Country" という、アメリカ賛美のプロパガンダ映画となっていた。
 1939年という時代からすれば、やむを得ないのかもしれないが、「マイ・ファニー・バレンタイン」だけはカットしないで欲しかったものだ。
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過去のすべては今にある

2020年02月11日 07時13分23秒 | Weblog
〈アリーナ・コジョカル ドリームプロジェクト2020〉アフタートーク開催のお知らせ
 「来る2月に開催する〈アリーナ・コジョカル ドリームプロジェクト2020〉において、下記公演の終演後にアリーナ・コジョカルによるアフタートークを開催することが決定しました。本公演への思いについてたっぷりとお話させていただきます。

 アフタートークの話題のおそらくほぼ2割は、ジョン・ノイマイヤーの言葉の解説だったと思う。
 中でも印象深かったのは、彼がアリーナに語ったという、”You are all” という言葉である。
 どうやらこの言葉は、「今の自分には過去の自分のすべてが集約されている。だから、あなたは過去のあらゆる時点の自分を選ぶ権利があるのだ」といったニュアンスだったようである(通訳が早口だったのでやや不正確かもしれない)。
 ここで私は、トルーマン・カポーティの最高傑作である「遠い声 遠い部屋」の中に出てくる、「未来のすべては過去にある」という言葉を思い出した。
 ノイマイヤーの言葉は「過去のすべては今にある」といえるから、結局、同じようなことを言っているように思える。
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演技力(2)

2020年02月10日 08時03分08秒 | Weblog
日曜劇場 テセウスの船 #04

 先週、ちょっと気になったので、「テセウスの船」第4話を、終わりの15分間だけ観てみた。
 わずか15分では、竹内涼真氏の演技力を判断するのには十分でなかったのだが、キャスティングの問題があるように感じた。 
 このドラマは、冤罪をテーマにしているのだが、そうなると、冤罪の被害者と思われる主人公の父親役のキャスティングが重要となる。
 リアリティを重視する立場からは、「どうみても善人」という役者は避けるべきだろう。
 ところが、鈴木亮平氏は、「善人しか演じられない役者」の典型なのである。
 「善人なのか悪人なのか分からない」役者といえば、私は真っ先に「シャレード」のケーリー・グラントを思い出す。
 彼が一体味方なのか敵なのかよく分からないために、ストーリーに引きずり込まれるわけである。
 こういう二面性ないし陰をもった日本人の役者としては、例えば、渡辺謙氏などが考えられるが、あまり多くはいないように思う。
 
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