Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

常若の国

2020年11月20日 06時44分09秒 | Weblog
トランプ氏、バイデン氏が美容整形受けたと示唆-マスク着用をやゆ
 「トランプ米大統領は22日、大統領選の相手であるバイデン前副大統領がマスクを着用していることをやゆし、バイデン氏が顔の美容整形手術を受けた可能性があると示唆した。
なぜか髪の毛が黒々な中国指導部、世界一老いを恐れる指導者達
 「中国では仙人は白髪であり、世捨て人であるというイメージが存在しています。つまり、グダグダの世の中を統治する指導者に「白髪」はマイナスイメージとなってしまいます。
   白髪=老い=弱い
という図式が成り立っているのです。更に白髪は苦労をしている、不幸のイメージも伴うとのことです。白髪だと若いもんにコイツは体力的に衰えていて、チャンスがあればやっつけられるぞ!と思われた瞬間に攻撃にさらされる「野生の動物、弱肉強食」の環境で13億人を指導?していかなければならないのです。


 バイデン氏を見て多くの人が気づくと思われるのは、異様なまでの歯の白さと歯並びの良さである。
 アメリカ社会では、「スマイル」が非常に重視される。
 白くて整った並びの歯は、「スマイル」を魅力的にする武器であり、ステータスともされている(借金してまで子供の歯を矯正する親もいるらしい。)。
 対して、中国では、「黒々とした豊かな髪」がトップの条件のようだ。
 こうしてみると、「スマイル」と「髪」の違いはあるけれども、米中のトップについては、「見た目」が重視されるという共通点があるようだ。
 「常若の組織」ならぬ、「常若の国」を目指しているのかもしれない。
 翻って我が国のトップを見ると、「スマイル」も「髪」も、はなはだ頼りない。
 我が国の伝統である「常若の精神」が活かされていないように思うのは私だけだろうか?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

模範に非ず

2020年11月19日 06時45分41秒 | Weblog
中国・韓国はコロナ感染者増えず…日本と何が違う?
 「個人の自由を徹底的に制限してまでも行う“ゼロコロナ”。日々、感染者は出ていますが、気づけば、累計は日本よりも少なくなりました。
上海市民:「中国の対応は100点。個人情報が気になるところはあるが、協力すべきところは、協力しなくてはいけない」


 中韓は、「ゼロコロナ政策」や厳しい監視・罰則でコロナ危機を乗り越えようとしているが、果たして模範とすべきなのだろうか?
 こうした体制は、おそらくワクチンが普及するまで続くのだろうが、問題は、それまでにどれくらいの時間がかかり、どれほどの悪影響が生じるかである。

国内の自殺者が前年比3カ月連続増、女性と子供で顕著-コロナ影響か
 「7-9月を通じて男性がほぼ前年並みだったのに対し、女性の自殺者の増加率は7月16%増、8月40%増、9月28%増と著しく多かった。厚生労働省のデータによると、小学生から高校生までの8月の自殺者数は59人と前年の28人から倍増し、自ら命を絶つ子供が増えていることも浮き彫りとなった。」 

 厳しい監視・罰則がない日本ですら、おそらくはコロナ問題のために自殺者が急増している。
 この状況で、監視・罰則を強化するというのであれば、女性・子供を中心にますます自殺者は増えるだろう。
 
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

喪失恐怖症

2020年11月18日 06時58分51秒 | Weblog
寺島しのぶ、99歳の老婆役に挑戦!三島由紀夫「卒塔婆小町」で
 詩人:たしかに今夜、望みが叶うんだな。なんて妙な、淋しい、気怯れした気持なんだろう。もう望んでいたものを、手に入れたあとみたいな気持だ。
 老婆「殿方にとっていちばんおそろしいのは、そのお気持かもしれないわね。」
 詩人「望みが叶う、・・・・・・そうしていつか、もしかしたらあなたにも飽きる。あなたみたいな人に飽きたら、それこそ後生がおそろしい。そればかりか死ぬまでの永の年月がおそろしい。さぞかし退屈するだろうな。」

  (中略)
 詩人「僕は今すぐ死んでもいい。一生のうちにそんな折は、めったにあるものじゃないだろうから、もしあれば、今夜にきまっている。」

 はたから見ると幸せの絶頂にいる人が、突然自殺することがある。
 詳しく調べれば、おそらくうつ病などの疾患を抱えていることが多いのだろうが、「卒塔婆小町」に登場する詩人のように、生の最高の瞬間において、それを永遠化するために死を選ぶ人間を見ると、この種の自殺をする人の心理が少し分かるような気がする。
 この詩人は、自分に訪れた最高の瞬間を喪失することを恐れているのである(ある意味、「細雪」で、雪子を見つめる幸子の心理に近いところがあるかもしれない。)。
 おそらく健全な心理とは言い難いのだろうが、これは従前から脳科学者によって指摘されてきた現象らしい。

成功者が自殺してしまうのはなぜ? 脳科学的に「幸せになる方法」を教えてもらった
 「はい。そうやってドーパミンを出しながらバリバリ頑張ってきた人は、頂上まで上った瞬間に、今まで以上の目標が設定できなくなってしまいます。
 すると幸福感は薄れて、いずれは絶望感に襲われることになるでしょう。



 
 
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Stop, don't walk!

2020年11月17日 06時05分05秒 | Weblog
市内小林さんら 高尾トレランに「待った」
小林さんらの活動の背景にあるのが、歩行者とランナーとのトラブル増加だ。近年、ランニング人気の高まりと共に全国各所でみられるようになっている。
 神奈川県鎌倉市では昨年、食べ歩きなど、公共の場で周囲の迷惑となる行為を慎むことを求める条例が施行されたが、その制定のきっかけとなったのは、ハイキング愛好団体のトレイルランナーへの指摘。


 私もトレイルランをちょっと齧ったことはあるが、「これは違う」と感じてやめた。
 「自然を愛しむ」という発想とは相容れないと感じたからである。
 集団でタイムを競うというのであれば論外だし、そうでないとしても、ただ山の中を駆け抜けていくスピード感を楽しみたいというのであれば、ランニング専用コースのある公園かどこかでやれば済む話であり、ハイカーに迷惑をかけたり、山道を破壊したりするのであれば、規制されてもやむを得ないのかもしれない。
 ちょっと微妙なのは、「移り行く風景を楽しむ」ランナーで、これだと、ハイカーの発想に接近する。
 だが、鳥のさえずり、リスなどの小動物、小さな草花などは、ゆっくり歩かないと鑑賞できないわけで、やはり、ランナーには「自然を愛しむ」姿勢が欠けていると言わざるを得ない。
 さらに言えば、ただ歩くだけのハイカーにも、問題がないわけではない。
 例えば、足元に注意しながらひたすら歩いていると、貴重な風景・美しい瞬間を見逃してしまうことがあるからである。
 だから、時々立ち止まることが大事なのである。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

パラシュート

2020年11月16日 06時27分56秒 | Weblog
<W解説>同じ”ルーツ”を持つ日韓、日本の「天下り」は韓国の「前官礼遇」や「落下傘」
 「韓国もやはり日本同様、公務員・官僚の昇進や選抜過程等において退官した者を、密接な関係を持つ特殊法人や業界・企業に幹部・理事(役員)として受け入れさせる慣行はあり、これを「前官礼遇」や「落下傘(パラシュート)」と呼ぶ。
 「更に日本と異なり、韓国世論の指弾を受けているのは、上述の一般行政官の退官者よりも、判事・検事と言った司法関係者への「前官礼遇」なのだ。・・・
 つまり判事・検事を退官した者が弁護士として弁護士事務所や企業に就職した際、もしくは独立開業した際、裁判において現役の判事や検事が判事検事経験者の弁護士側に有利な便宜を図って判決、和解勧告、裁判運営、処分等を下すと言う、謂わば違法行為を疑われても仕方のない行為を指す。


 法曹界の腐敗ぶりについて言えば、日本はまだ韓国よりマシなようである。
 というのも、現役の判事・検事が、OB弁護士に対し便宜を図るなどという話は、まず聞いたことがないからである。
 これは、司法・検察の独立を守ってきた先人たちの功績によるところも大きいが、やはり身分保障が手厚い点が一番重要だろう。
 普通に仕事をしていれば、判事は通常65歳まで、検事は63歳まで勤められるし、十分な収入(裁判官(判事)の平均年収)が得られるからである。
 さらには、退職後は公証人などのポストもあるので、OB弁護士の機嫌をとる必要などないだろう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

愛情不足

2020年11月15日 06時48分26秒 | Weblog
コロナでDV相談件数が1.6倍に増加 #8008(晴れれば)に電話相談を
 
 最近、家族がらみの紛争が増えたように感じる。
 コロナ問題が発生して以降、人々が家にいる時間が増えたことが、その背景にあるだろう(ちなみに、DVや児童虐待の増加は世界的な傾向である。)。
 こうした事件においては、「加害者」(大抵は父、夫)がいて、これが問題の発生源であることが多い。
 そして、加害者の多くに共通してみられるのが、自己愛性パーソナリティという属性である(博士と大臣)。
 問題は、どうして自己愛性パーソナリティ障害になるのかである。
 これについては「幼少時のトラウマ体験」など様々な要因が挙げられているが、私が担当した事案を総合すると、やはり「親の愛情不足」が多いように思われる。
 幼少時に親から十分な愛情を受けていないと感じると、その人は、成長してからも、「自分は優れた人物であり、周囲から注目され尊敬されていることを、常に感じていたい」というメンタリティに陥ってしまい易いように思われるのである。
 ここでのポイントは、実際に親が愛情を注いでいたかどうかではなく、当の子供が十分愛されていると感じていたかどうかという点である。
 例えば、たくさんプレゼントを買ってやっても、言葉によるコミュニケーションが乏しければ、子供は「自分は愛されていない」と感じるかもしれない。
 甘やかすのはいけないが、愛情不足は避けなければならず、なかなか子育ては難しい。
 
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

弁護士大統領

2020年11月14日 06時29分32秒 | Weblog
なぜプーチンはバイデン勝利に沈黙を守っているのか
 「ロシア紙「プラウダ」のオンライン版は、プーチンと習近平に「メキシコ大統領ほどの大胆さはなかった」としつつ、「この静けさは、どちらに転んでも良いことはないという板挟みの状況から来ているようだ」と伝えている。
 「バイデンは、リベラルな価値観を盾に他国に口出しするだろう。また、彼は中国への圧力と制裁、孤立化政策を再開すると宣言しており、ロシアをアメリカ最大の脅威と見なしている」と加える。


 バイデン氏が大統領に選出されるとすれば、民主党からは、クリントン、オバマに続き、弁護士出身の大統領が三代続くこととなる。
 米中・米ロ間においては、覇権をめぐる対立もあるが、一番大きいのは、価値観の対立、端的には「個人の尊厳」を至上の価値とするかどうかというところにあると思われる。
 要するに、自由主義 VS 全体主義の構図は、いまだに終わっていないのである。
 そういう意味では、弁護士出身の米国大統領とKGB出身のロシア大統領という組み合わせは象徴的である。
 個人的には、ロバート・ジャクソンのような弁護士が、アメリカの大統領になってくれると大歓迎なのだが・・・。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本語の名言・英語の名言

2020年11月13日 06時14分24秒 | Weblog
来年の春も亦この花を見られますようにと願うのであるが、幸子一人は、来年自分が再びこの花の下に立つ頃には、恐らく雪子はもう嫁に行っているのではあるまいか、花の盛りは廻って来るけれども、雪子の盛りは今年が最後ではあるまいかと思い、自分としては淋しいけれども、雪子のためには何卒そうであってくれますようにと願う。」(谷崎潤一郎「細雪」)

 「花の盛りは廻って来るけれども、雪子の盛りは今年が最後ではあるまいか」という言葉は、これぞ、小説の中にひそむ「詩」とも言うべき日本語の名言で、日本人が異常なほどに桜を愛でる理由の一つが明かされている。
 私などは、これを読むたびに軽く心が締め付けられるような痛みを感じるのだが、英語について言えば、私見では、シェイクスピアの「テンペスト」のミランダの次の台詞こそが、「英語の名言」のトップだと思う。

”O wonder!
How many goodly creatures are there here!
How beauteous mankind is! O brave new world!
That has such people in't!"
「ああ、不思議な事が!こんなに大勢、綺麗なお人形のよう!これ程美しいとは思わなかった、人間というものが!ああ素晴らしい、新しい世界が目の前に、こういう人たちが棲んでいるのね、そこには!」(訳:福田恒存)

これに次いで、 デヴィッド・ボウイの名言(英語の名言)を挙げたいと思うのだが、彼もおそらく「テンペスト」を意識していて、自分がプロスペローになったつもりでこう話したのではないだろうか?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

高卒ルーキー

2020年11月12日 06時54分45秒 | Weblog
【巨人】坂本勇人、独占手記! 2000安打「本当に、本当にこの瞬間を母親にも見せたかった」
 「本当に本当に、この瞬間を母親【注】にも見せたかった。母もここまで僕がヒット打てるなんて思ってもいなかったと思う。1軍で1本もヒット打っている姿を見せられなかった。小学生のころから一番、応援してくれたのは母親。天国で今、喜んでくれているのかな。オフになったらお墓参りに行って「2000本打ったよ」と報告したい。

 巨人の高卒ドラフト一位で大成した選手を調べてみると、坂本選手(平成18年)の前は、なんと松井秀喜(平成4年)までさかのぼらないといけない。
 高卒ドラフトについては、やはり投手優先で、野手は大卒が多くなるのだが、考えてみると、六大学に入ってしまったために巨人では大成できなくなった選手がいるのかもしれない。

原辰徳は、六大学出身選手が嫌い
 「原辰徳は、監督としては長嶋よりは、はるかに優れた人だが、選手については、東京6大学や東都大学出の選手が嫌いで、あまり使わなかったという実績がある。
 前監督の高橋由伸も慶応大だったので、4番で使われることは少なく、早稲田出の仁志に至っては最後はトレードで出されてしまった。その結果、巨人は二塁手に困り、井端や片岡などをトレードで取るが、みな仁志を上回る成績は残せなかった。
 長野は、走・攻・守そろった大変に良い外野手のはずだが、唯一の欠点は日大出であることで、原監督のお気に召さなかったのだと思う。


 何も色のついていない高卒ルーキーは、原政権下で大切にされたのではないかという気がする。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

根拠のないスケベ心

2020年11月11日 06時15分40秒 | Weblog
「大企業とベンチャーどちらを選ぶべきか」で見落としがちな視点――スペックや環境よりも重視すべきこと
 「たとえば、「大手企業に行けば、何かすごいプロジェクトに任命されて、大きな仕事ができるかもしれない」とか、「ベンチャーに行けばなんでも任せてもらえて、若くして役員に抜擢されるかもしれない」など、「他人が何かしてくれるかもしれない」という根拠のないスケベ心です。
 これはキャリアに行き詰まった人が、海外留学やインド旅行をするメンタリティに似ています。「そこに行けば変われるんじゃないか」という、これまた根拠のない変身願望です。


 この問題は難しい。
 私の見る限り、人間は、基本的に将来に対する「根拠のないスケベ心」(ショーペンハウアー流に言えば、「生への盲目的な意志」)によって動く動物であって、この「スケベ心」を否定し去ることにはためらいを感じる。
 むしろ、「スケベ心」(よく言えば「直観」)を信じて決断する方が、うまくいくことも多い。
 また、仮に失敗したというのであっても、その経験によって、失敗を恐れないメンタリティに到達できるのであれば、十分成功だろう。
 そうすると、上の記事を書いた方の失敗談を読んでみても、十分成功しているように思えるのである。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする