パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

国民力が低下している

2007年03月08日 21時38分09秒 | Weblog
滑り台やマンホールの蓋や電線が盗難に遭っている
盗まれたそれらは高い価格で資源として買い取られるらしい
ホントに、なんでもありーの世の中になってしまったものだ
盗まれたものだと知りながら買い上げる(?)人たちもいるのだろう
裸同然に存在するそれらを今までは誰も盗みはしなかった

スーパー等の店舗には障害者用の駐車場が入り口近くに設けられているが
それらが空いているとき、平気でそこに駐車する人がいる

なんで、こんなになってしまったのだろうか?
上記二つを今後なくすためには、罪を犯した人の罰則を強化すればいい
と考えるかもしれない
事実アメリカでは障害者用の駐車場に止めた人には罰則があるらしいと
ラジオで言っていた

しかし、なくすために罰則を強化するというのは一見現実的であっても
対処療法に過ぎないのではないのかな
もっと根本的なところから直していかないと!

そもそも何でもありーの、儲けた奴が勝ち、
じっくり自分の力でいろんなものを手に入れるなんて面倒くさい
みたいな考え方が今のこの国に蔓延しているようだが
それは実は国際的な比較で数学、理科の学力が落ちているのと同様に
国としての力が低下している現れではないのだろうか
(国民の感情を含めた力が低下しているのではないだろうか?)

豊かな国というのは必ずしも金銭的に恵まれた国というだけではないだろう
まして、資本主義の国では金銭的に恵まれた人は上位数パーセントになって
格差が存在し皆が豊かになれる訳ではない

国民全体が、善意を善意として普通にありがたく感じ
いけない事はいけない事と、難しい理屈を付けなくても
自明のこととして暮らしていく
そんな教養、常識が皆の心に備わっているのが
本当に豊かな国ではないのかな?

もう、そんなのは夢みたいな事?




コメント
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