パンセ(みたいなものを目指して)

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本当に景気は良くなっている?

2007年09月04日 21時40分43秒 | Weblog
 厚生労働省が3日発表した毎月勤労統計調査(速報)によると、
7月の全国の勤労者の現金給与総額は、前年同月比1・9%減の38万6446円と8か月連続で減少した
とのこと。

一方 財務省発表の2007年4―6月期の法人企業統計によると、
全産業の経常利益は、前年同期比12.0%増の16兆2396億円だった。
経常利益が前年同期を上回るのは20期連続で、
いざなぎ景気(1965―70年)の19期を超え過去最長となった。
全産業の売上高は3.3%増の360兆7826億円で、17期連続の増加

この事実は何を現しているか?
景気回復の一方、賃金の伸びが抑えられ、
回復の恩恵が企業から家計へなかなか広がらない実態が改めて浮き彫りになった
と、ある新聞紙は解説している

結局、外国人アナリストがいうように企業の利益が
一般人に還元されていない、という事ではないだろうか
いや、もっと極端な考え方をすれば
一般勤労者の負担、犠牲のもとに企業収益が
上がっていると言っていいのではないか

今は強いもの(企業)が、弱いものを
代わりは幾らでもいる!の脅しの言葉で
非常に厳しい条件で仕事を発注している
そして、厳しさは不公平にも発注側には蚊帳の外にいる

それは仕方のない事なのだろうか?

自分がどうしても納得できないのはこうした事だ

不公平さを伝え、問題視するように伝えるべきマスコミも
許認可を受けた事業の、選ばれた人々達なので
結局は自分たちに不利になる様な事は伝えない

とすれば、どうすればいいのか?

まずは知る事から始めなければならないだろう
そして、何かがおかしい!とか
簡単に辛抱したり、諦めてはいけない事柄があることを
多くの人が共通認識として持ち
それからその時点で考えうる解決策を模索するしかないのではないか!



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