パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

最後の授業

2008年08月09日 08時01分54秒 | Weblog
目的や夢の壁にぶつかった時、
夢を阻止されているのではなく夢の壁の向こうにある『何か』を
自分がどれだけ真剣に望んでいるか、
を証明するチャンスを与えられているのである

これは最後の授業という本の中の一節
カーネギーメロン大学の教授のランディ、パウシュ教授の残したものだが
たまたま新聞でこの部分が書かれているのをみかけ
大いに納得したのだが
そうだよな、と思いつつこんな風に考え続けるのは辛いな!
と思ったのも事実

まして正論であるために公に使われそうな気がするが
上から強制的にこんな風に考えるべきと強要されるのは
辛いな!

このての本は、自分だけがじんわりと味わって
思い出したときに自分自身を鼓舞するためならいいけれど
真正面からの説教はしんどそう

自分はパパゲーノがザラストロやパミーノよりも好き
そして天下国家を語る人よりも
ずるくて横着で自分勝手で、しかし人情に厚い
庶民の立場が好き
皆がみんな四角四面に正しい人のいる世界よりは
程々にたいがいたいがいの世界の方が住みやすそうだ

もっとも自分はあっちに振れこっちに振れ
ひどくまじめになったり
いい加減になったりしているが、、、

それにしてもこの本がいい本なことは認めるとしても
頭っから大上段に構えてほしくはない
魅かれる人だけがひっそりと読んで
大事に自分の宝として扱われるようになるのがいいと思うのだが
本もマスプロダクト商品、無理かな

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オリンピック開会式

2008年08月09日 07時36分28秒 | Weblog
中国では縁起のいい8並びの昨日の開会式
結局眠くなって選手入場のあたりで夢の中に沈没
それで聖火に点火は見ていないけれど
気づいた点などを

まずはアトラクション(ショー)
最新の技術を使って運営しているものの
一番圧倒されたのが現実に何百何千の人が
そこにいて目の前でやっているという事実

訓練されて揃っていたとかではなく
単に人海戦術でひたすら人が多かったのが
最近のデジタルでチョコチョコと誤摩化してしまうのと違って
迫力があった
太鼓が2008も同時にたたかれた音は
電気的に音量を上げたのとは違うだろう

この人、人のオンパレードのアトラクションは
中国の歴史うんぬんよりも
人の多い現実の、そして人のなしうる迫力みたいなもの
つまり、今の中国の現実の姿(安い人件費による世界の工場)を
表しているように思えてならなかった

それにしても壮大な規模のアトラクション
日本人にはなかなか想像できないのでは、と
少しばかり心配になってしまった

だがこの派手めの、しかしハリウッド的でない演出も
次第になれてくると少し退屈に思えてきたのも事実

人間というものは厄介なもので
慣れてしまうと少々の刺激では満足できなくなってしまうもの
困ったものだ

我々は現地に赴いて見るわけにはいかず
テレビで観戦するだけだが
北京の人々は多分訳もなくワクワクして
楽しい気分になっていることだろう
それはワールドカップの時の自分たちの気持ちから想像できる
願わくば平和裏のうちに終えられるとよいのだが
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