パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

友達のライブ演奏会

2008年08月24日 20時41分40秒 | Weblog
音楽家の友達(ベーシスト)が、凱旋公演ではないが
近くの町でライブ演奏会(ジャズ)を行った
(藤本忍&エモーション)

そのバンドのリーダーはトランぺッターで友達は最近
仲間に加わったばかり
夏の地方公演のついでに彼の出身地近くの町で
どこか会場がないか?と探していたところを
少し手伝って会場手配などして今日を迎えた

当事者の特権でリハーサル風景を見ることができたが
アンプを通しての音量、音質のテェック、
テンポ、コードの確認など
キーボード、トランペット、ボーカルの方たちは
本当に細かいところまでこだわって
こちらのおおざっぱな耳では聞き分けられないくらいの
ところまで真剣に取り組んでいた

そんな風景を見ていたが、いざ本番になると流石プロ
集中力がすごい
女性陣はドレスに着替えただけでテンションが違っていたようだ

普段はジャズの生演奏などは聴く機会がない地元の人たちを慮って(?)
スタンダードを多く演奏したが
単純に友達が演奏していることを割り引いても
いい演奏会だったように思う

何よりも小さなライブハウスなので演奏者との距離が短く
彼らの息づかい、表情がつぶさに見られて
迫力があった
音は近くでうるさいか?といえばそんなことはなく
それは熱気、熱さに感じられた

確かに徐々に乗ってくるようなことはあるようだ
観客の方もだんだん慣れてきて
まるでアルコールに酔うみたいな心地よい気分になっていたようだ

だが見ていて(聞いていて)一番楽しんでいたのは
演奏者だったような気がした
アンサンブル、人の音を聞いて自分の音を合わせ
時に主張し、時にバックアップして
ある瞬間本当に気持ち良さそうだった

それにしても集中力にとんだ職人たちの仕事ぶりを
目の前にしたのはよい刺激を受けた
オリンピックではないが、あのようになるまでは普段の
たゆまぬ訓練が必要だったことだろう
仕事と言ってしまえばそれまでだが
あのように自分の仕事を愛している姿は
少しばかりうらやましい気がしたのは残念ながら事実だ

コメント
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