パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

今ひとつの男子サッカー

2008年08月13日 20時50分21秒 | Weblog
暑さ、グランドの状況を割り引いても今ひとつの
男子サッカーオランダ戦
結果は後半PKとられて0-1の負け

それにしてもオランダ
予想されたサイドアタックからの攻撃などのらしさは全然見られず
ロングボール主体のサッカーは
トーナメントに入ってからの苦戦を予想させるものだ

だから、もしかして引き分けくらいは!
と期待を持たせものの現実はそんなに甘くなかった

この日本のチーム、最後まで芯がないチームだった
今日も今イチに思えたのは負けたからではない
負けたとしても納得できる試合はあるのだが
相変わらずのゲーム運び
ボールを前に運ぶことができない
パスにしてもドリブルにしても
くさびのパスは不正確だしトラップもうまくない
クロスのボールは精度が足りないし
一対一の体の入れ合いボール奪取も負けている

ホント、ここ最近の代表でこれだけパスが不正確なチームがあっただろうか?

サッカーは分析すれば一人のボールにタッチする時間なんてほんのちょっとだ
だからボールを持っていない大半の時間の動きが大事!
というのは理屈でわかる
しかし、ほんのちょっだけ触るボールの扱いがモタモタしたり
不正確だったりしたら、それは何にもならないのではないのか

ほんのちょっとだけタッチするボールのために必死になって
ぶれない技術を磨く!
そんなところが最近の日本のサッカーには欠けているのではないのか?
それはある意味オシム監督の考えを間違って解釈しているように思えてならない

解説者も観客も、走り回って汗を流してプレーする選手を
好意的に見がちだが
本当は自分の仕事をできているかどうかが批評の対象になるべきだろう

確かにユーロでのスペインのMFはよく走った
だがより正確に言えば効果的に走った
そしてボール扱いの技術パス、トラップ、ドリブルはミスが少なく
それに人に対しても大きくない体で負けず
時間的余裕を味方にもたらした

話がそれてしまったが
今回の反省点、それをきちんと検証しないと
(オーバーエージを使えばよかったとかでお茶を濁さず)
今後の発展にブレーキを踏むことになるだろう

なんでも新しいこと好きな日本
流行のシステムを取り入れモダンサッカーを標榜しても
そもそもの基本的な技術がきちんとできていないと
通用しない
(だが国内の試合では新しいシステムや、走り込むサッカーが
 高い勝率を上げそうなのが悪循環のもとになっている)

止める、蹴る
この単純な技術の差が強いチームと戦うと
毎度毎度明らかにされるのだが
あまりにも基本的すぎて
練習時間、内容についてもないがしろにされている様に思えてならない

話は変わって女子サッカー
寝てしまって見なかったのだがノルウェー戦
一生懸命の姿に、神様からの贈り物みたいな試合だったようだ
皆が必死の姿に結果が伴って本当に良かった


コメント
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