パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

真ん中の人材不足

2008年10月15日 22時47分25秒 | Weblog
W杯アジア最終予選:日本1-1ウズベキスタン

客観的に見ればウズベキスタンもバーレーンも
W杯の資格があるようなチームには思えない
たとえ出場しても予選リーグでコテンパタンにやっつけられそうで
アジアのレベルの低さを露呈してしまうだけに終わりそうだ

日本はその2チームよりは多少資格はありそうだが
相変わらず煮え切らないサッカーに終始している

得点力不足という前に今日は、
パス、トラップ、足下へのパスでリズムがなかった
相手のプレスが厳しかったから?
いやいや必ずしもそれだけでなさそう
なんでかな!

この国はいつまで経っても日本らしさというのが見えてこない
韓国なら屈強な体躯をいかした攻撃とタフな精神力がイメージされるが
日本では監督がかわるたびにトレンドを追いかけたような(?)サッカーで
すべてが軽い!

先発メンバーを見れば岡田監督は現時点での現実的な選び方をしているようだが
いかんせん線が細い!
サイドアタックがセオリーというものの縦で勝負できる選手がいないし
たとえ上手く行っても最後のクロスが不正確

実は個人的に心配なのは真ん中が弱そうなこと
つまりボールを前に運ぶのにサイドとかパスならなんとか成功するが
サイドからというもののサイドに押し込まれているみたいなところもあるし
パスはいったん通ってもそこから手がない

前、中、後ろと分けられるように
右、真ん中、左と分けた場合、この真ん中で
つまりプレッシヤーの中できちんとプレーできる人物がいない
これを思うと中田英は優れたプレーヤーだったと
無い物ねだりをしたくなってしまう

さて中村俊、先日のUAE戦でキレがなかったようなので少し心配したが
やはりフィジカル面で問題があったのか
流石というプレーは見せるものの本来の姿ではないように見える

彼の場合、たいがいトラップして相手を引きつけてスペースをつくって
パスを出すスタイルなので、時と場合によっては少しゲームが遅くなるような気がする
決定的なパスも供給し、確かに典型的な司令塔タイプなのだが
オシム前監督の目指すようなトータルフットボールとは
またスペインのようなボールも人も動くサッカーとは少しずれがあるような気がする

だからUAE戦でも中村俊は退いた後、中村憲、こおろき、岡崎等が出てきた方が
流動的だったように感じられた
しかし、中村俊ほど決定的な仕事をする代わりの人間がいない
だから現実的には多少古いタイプのサッカーになっても
彼を中心としたサッカーにならざるを得ないのだろう

結局はスターをつくりたいマスコミはほっといて
真に力のある若い人材を発掘、もしくは育てるしか方法はないのだが
時間がなさ過ぎる?



コメント
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