パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

擦り傷

2008年10月18日 19時31分35秒 | Weblog
自分の記憶も不確かなのだけれど
あんなに過敏に反応していたかな?と思われるのが
子供たちの擦り傷に対する反応

サッカーをしていれば、しかも土のグランドでやっていれば
時には転ばされることもある
そんな時つい膝や肘にちょっとした擦り傷を負うことになるのだけれど
子供たちは赤くなった膝や肘、ちょっと出かかった血に
本当に情けないくらい弱々しい反応を示す

自分らの子供の頃は体中、痣傷が絶えなかったような気がするし
そんなことおかまいなしに外で遊んでいた
しかし今の子は傷を負う経験がないためか
傷をしたという事実だけでショックを受けて
自分の体が変になってしまうのでは!
と思えるくらいの反応をする

「痛い!痛い」と言って見せてくる擦り傷は
ほんのかすり傷程度
「大丈夫、痛くない!」
と言うと怪訝そうな表情を見せるものの
ゲーム等に夢中になれば一瞬だけは忘れてしまう

自分の担当の今の学年の子ら(1.2年生)に期待するのは
いわゆる、想像力豊かないたずらな、やんちゃな、たくましい姿
だが残念ながら今の状況はこの世代でも
指示待ち、ひ弱なところが見られる

なんだかな、結局あんまり目一杯遊んでないようだ
ゲームで遊んでいると言っても実はゲームに遊ばれている
真に体験となるような遊びにはなっていない(のではないか?)
遊び等でも、自ら工夫する前にみんな準備しておいてくれるような
おせっかいな社会が子供の中にも見受けられ過ぎだ

だから子供たちには週1回の僅かな機会だが
できる限りたくましい子供になるように走らせている
(気づかないうちに結構走っている練習方法を採用している)
それに体同士がぶつかったり、転びそうになって踏ん張ったり
上手く転んだりするようにさせている
そしてゲームが上手く行かないときは
どうしたらいいか
我慢するか、頑張るか、味方のサボっているものに叱咤するか
つまり、頭がサッカーにチンチンになって
思いっきり感情の世界を味あわせるようにしている

練習が終わって帰るときの子供たちの上気した顔と
満ち足りたすっきりした表情を見かけると
自分の方法がそんなに間違っていない!と
思えるような気がするが、思い込みだけでなければいいけれど、、、


コメント
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