パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

なんだか楽しかった!

2008年11月27日 22時31分04秒 | サッカー
毎週末の少年サッカー(1.2年)
みんながみんなサッカーが好きで一生懸命練習に取り組む
という訳ではない

どちらかと言えばマイペースで、
気が向いたらちょっとだけ真剣にやって、あとは
のんびりと時間を費やしている子がいる

この子はやる気になればスピードもありそうだし
いろんなプレーの格好、バランスがいいので
その気になれば上手くなりそうで
自分の能力に気づいてほしいと思うのだが
本人はいたって欲もなく、おおらかな、ぽわーんとした
雰囲気を辺りに醸し出し、それがこのグループの
潤滑油みたいになっている

つまりそれほど真剣ではないのだが不思議と彼は練習の出席率がいい
親御さんが行け!と強制している風でもなし
となると彼なりに楽しんでいるのだろうか?

そこで思い出したのが
もう何年も前にこのサッカースクールを卒業した子に(もう成人していい大人だが)
「どうしてサッカースクールに真面目に来た?」
と問いを発したことがあったときの答
「なんだか楽しかった」

実はこの答えは彼だけではなくもう少しあとに卒業した
それこそサッカー狂いのような子も同じように
「なんだか楽しかった」
と答えたのだった

気の合う仲間がいたから?
大好きなサッカーが思う存分できたから?
それとももっと別の理由?

どちらにしても、我々にはわからないけれど
何か楽しいことがあったようだ

決して甘やかしている訳ではない
ただ彼らの見えない隠れた力を見つけ出そうとして
それらが垣間見えた時、それを認めて
ほめるという形で激励する
そんなことを自分は繰り返しているつもりだけれど
この「人に認められる!」ということが嬉しいのだろうか
もっともほめられるのが嫌いな人はいないだろうが

理由はなんであれ子供たちが楽しくサッカーをして
その経験を次の世代にも伝えていってもらえたら
我々の通信簿は合格点!ということになるのではないだろうか

コメント
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