パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

文体(苦手と好み)

2009年02月01日 18時28分50秒 | Weblog
映画もそうだけれど、読書もいったんブレーキがかかると
なかなか読めなくなってしまう(読む気がなくなってしまう)ことがある

そんな時は軽いミステリーかなんかで勢いをつけることにしているが
それが上手くいかないこともある

どうも今回もそのパターン
もっとも今読んでいるのはミステリーではなく
今年の大河ドラマがらみの本
つまり「直江兼続」(童門冬二著)
これがなかなかページが進まない

べつに面白くないわけでもない
それなりの面白いのだけれど、、、
なんといのうか、文体が自分に合わないようだ

そういえば司馬遼太郎の文体もリズムも自分には合わなくて
「燃えよ剣」以外は途中で挫折している(龍馬、梟の城など)

どうも年齢を重ねると好みもハッキリしてくるようで
苦手なのは太宰治、
読んでいて途中からイライラしてきてしまう
書いている人そのものが嫌になってしまうみたいに、、、
三島由起夫もそう
文章は非常に上手いかもしれないが人工的で
イマイチ夢中になれない自分がいる

何回挑戦しても数ページで読むのをあきらめてしまうのが
大江健三郎
ノーベル賞を取っているけれど
自分は多分一生読まないと思う

反対に読みやすいのは、北杜夫、辻邦生、加賀乙彦
外国物でも高橋健二訳のヘッセなど
意外にナボコフも翻訳物にも関わらず読めそうな気がする
20世紀の記念的な「ユリシーズ」のジョイスはパスかな
プルーストは、心に余裕ああったら読めそうな気がするけれど
そんな時が来るかどうかは、おおいに疑問

ドストエフスキーは、もう一度キチンと読み直してみなければ
と思っているが、トルストイはパス
ニーテェもパス、キエルケゴールの方が自分好み

それにしても目がだいぶ、しょぼくなってきている
気力もなくなってきたし、おまけに記憶力も怪しい
読書は究極のオンデマンド エンターテイメントと思うけれど
こんな調子では、これらを楽しめるのは案外長くない?
いやいや、まだまだ新しい発見を探さなくては、!
コメント
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