パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

直江兼続の不思議

2009年02月10日 22時16分15秒 | Weblog
今年のNHK 大河ドラマの主人公は「直江兼続」
今のところ真面目に欠かさずに見ているが
それは戦国時代大好きの同僚に
(彼は本当にこの頃の事情を知っているようだ)
負けず嫌いのライバル心が働いた所為でもなく
また評判の子役の演技に圧倒されたわけでもない

それは直江兼続のトレードマークとも言うべき
兜の文字「愛」がとても不思議に思われて
それで興味を持ったのだ

まず第一に「愛」と言う概念があの時代にあったのか?
あったとしたら今と同じ意味合いで使われていたのか?
そしてこの少し恥ずかしい(?)言葉を
平気で使うような人物は(しかも戦国時代に)
思いきり詐欺師か、それとも思い込みの激しい
変な人物なのではないか?
このような疑問がすぐに浮かんだのだ

いろんな話から確かに直江兼続は優秀な人だったらしい
上杉家の部下でありながら秀吉から
破格の扱いを受けたりして

それで、なるほどたいした人物であることは分かったが
なにが本当はすばらしかったのかが
自分にはまだ分からない
みんなが偉い人だったと言っても
その理由が納得できないのだ

それは彼のやったことを、
まだ詳しく知らないからだろうけれど
まだ何も実績のない直江兼続を抜擢した
最大の理由はなんだったのかがどうも知りたくて仕方ない

それは言葉に表せないカリスマ性だったのか
それとも他の理由か?

ただ、どうやら直江兼続は本が好きだったらしい
読書家であったらしい

本を読めばひとかどの人物になれるわけでもないが
それなりの人物は多くの場合
たくさんの本を読んでいる

もしかしたら直江兼続の抜擢の大きなキッカケは
本、教養の高さ、そしてそこから感じられる頭のよさ
なのかもしれない

それにしても、やっぱり兜の「愛」の文字は
不思議だ
それにそのデザインがやたらと現代的に思えるのは
気のせいだろうか?


コメント
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