パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

英雄は偉人か?

2012年04月04日 19時41分13秒 | Weblog

4月2日の中日新聞 明日を求めて  こどもたちへ
夜回り先生 水谷修氏のコラムに思わず
その通りと叫びたくなった

少し書きだしてみると

アレクサンダーやチンギスハンは征服の過程で
どれだけ多くの罪のない人を殺戮したのでしょう。
コロンブスやマゼランが新たな地を発見する事によって
勝手にヨーロッパの国々に植民地とされ、どれだけ多くの、
その地に住む人が殺戮され、奴隷とされたでしょう。
その地の金や銀、小麦などの富がどれだけ奪われたでしょう。

これは日本の歴史においても同じです。
TVドラマ化された平清盛は、多くの人を死に追いやっています。
それは何のためだったのでしょう。
その当時の人々の幸せのため、そんなふうに解釈する人はいないでしょう。
自分と平一族の繁栄のためです。

でも、そんな今の時代なら極悪人となるだろう人間が、
なにか英雄の様に扱われています。
これは織田信長や上杉謙信、武田信玄や徳川家康など
戦国時代の武将でも同じです。

私は、歴史を教える時、いつも歴史上有名な人の陰に
この血の臭いと悪の香りを感じていました。
歴史に名を留めることなどできなかった、多くの罪のない人たちや
子どもたちの限りない哀しみを感じていました。

                         以下省略

ホント、その通りだ
英雄は真の意味で偉人ではない

英雄を英雄視するのは自分が死の立場にいなくて
観客席で見ていられるからだ

ところで急に話は変わって
幕末の英雄と言えば坂本龍馬・勝海舟・西郷隆盛などが挙げられるが
自分が興味深く思える人物は清水の次郎長を改心させた「山岡鉄舟」
江戸城 無血開城の功績は勝海舟ではなくて
山岡鉄舟にあるとする説もあるらしい
剣の腕も大したものだったらしい

歴史は公の正史よりは
斜めに構えた隠れたモノのほうが面白いかもしれない
そうしたものがなければ、歴史から学ぶことは
何もできないかもしれない

 

 

 

 

 

コメント
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