連休中、せめて1冊くらいは読み終えようと
京都駅で購入したのが 高樹のぶ子の[マルセル」
ところが電車の振動は心地よくて
おまけに乗ったら条件反射のように
眠ってしまうのが常で、今日もその例にもれず
目が覚めたのは名古屋駅を過ぎた瞬間
そこで先程買い求めた本を開くと
『すぐ後ろの席で、母親が幼い娘に小声で話している。
二人は名古屋から乗ってきた。』
この冒頭の文章
なんと、自分の後ろの席も名古屋からの乗客
まるっきり一緒なのではないか!
この本を開いたタイミングと、中の文章と
そして今の自分の状況
何かがあるとしか思えないような偶然の一致
共時性
ここで現れたか!
だったら今日は運がいいはずなのに
行く先々がイマイチの今日の京都の旅は
久々のハズレ
と言うことは、これから運が良くなるのか?
そんな風に自分の都合の良いように考えている
偶然の一致
何かの示唆
いや何かの示唆と思いたがる心理的傾向
それらが本当はどういうものかはわからない
しかし、時々こういうことはある
と言う事実だけは疑いようもない
ユングがまじめに取り上げて研究したのも
分かる気がする
(と言ってユングの著作を読んでいるわけではないが)