クラシック音楽に限らず演歌でもポップスでも
年齢を重ねると演奏の速度は遅くなる傾向があるようだ
音の中に感情を込めるのにはそれなりの早すぎないテンポが
必要なのかもしれないけれど
人間の生理的な時間の感じ方にもその理由があるのではないか
最近ジムに行って感じることは
ランニングマシン(ウォーキングマシン)の速度が
思いの外早く感じてしまうこと
以前はもっと速いスピードで走ってもついていけたのが
しばらくサボっていたとはいえ
そんなに歩く設定速度を上げなくても
やたらと早いものに感じてしまう
筋力の低下、神経の反応の低下、それが老化というものだろうけれど
速くしようとしてもついて行けそうにない自分がいる
音楽もそうなのではないか
年齢を重ねると
体が要求するテンポが昔と違っている
音楽の本質とは関係ないところで自分の感覚が
遅いスピードのほうを当たり前と思ってしまう
大きな音、速いスピード、それは若さの際立つ特徴なのではないのか
そこに深さよりは生理的な欲求に左右される感覚が存在するように
思えてならない
ということで、自分は少しづつ
ゆっくりしかできなくなってきている、いろんなことが!
昔短距離の選手だったということが
ちょっと自分でも信じられなくなってきているのは
少し寂しい