パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

ハインリッヒ・シュッツの音楽

2014年01月09日 20時21分45秒 | 音楽
バッハよりちょうど100年前生まれたハインリッヒ・シュッツ
その音楽を聴いたことが無いわけではなかったが、
特に印象に残っているわけでもなかった

ところが聴くタイミング、時期というのはあるもので
昨日義理の兄から借りた「カンツィオネ・サクレ(宗教合唱曲集)」の
レコードをかけた瞬間からそのおおらかな音楽に惹かれてしまった

これは思いの外心地よい
バッハみたいに濃密で窮屈ということはない、
モンテヴェルディほど古いって感じはしない
何よりも懐が深くておおらかでゆったり構えて
響きに浸ることができる
例によって聴き方はほとんど歌詞は無視、
レコード解説の対訳は面倒で音楽だけに浸る

音楽に浸ると言う行為は作曲された作品を味わうのと
演奏自体を味わう両面があるが今日の時点では
音楽作品の方に関心がいっている

合唱曲自体めったに聴かないが
合唱曲でもブルックナーの静謐な感じとも
フォーレの清潔な音色とも違う

とにかく響きに身を任せることができる
他の作曲だってそうなのだが
シュッツには何故か大きく包まれるような感じがする

レコードは3枚組
しばらくは楽しめそう

※演奏はドレスデン十字架合唱団
 指揮 ルドルフ・マウエンスベルガー
コメント
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