パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

古代はどうやって遠方まで統治したのか(統治できたのか)

2014年01月23日 19時52分52秒 | あれこれ考えること
同じ内容の本を3冊以上読むと理解できるようになる
と以前何かで耳にしたが、確かにそうかもしれない
まるっきり別の人が同じことを説明するのだが
どこかで読んだ記憶が残っていて
それが呼び起こされる感じがする

今、書籍上のマイブームは古代史
といっても邪馬台国ではない
古事記・物部氏・秦氏  そのあたりのところ

最近は本屋で購入するよりまずは図書館に行っている
そこで気になる本を見つけて、
次に読んで気になったところが載っている本を探す
それを繰り返すとある程度大枠はわかってくる

ところがこの古代史の困るのは名前が覚えられない
漢字が読めない、当て字だったり、同じ人に幾つもの名前があったり
受験勉強のように書いて覚えようとしていないから
簡単に誰かと誰かを混同している

それでも何となく勢いでわかった気になれるので
今のところは多少いい加減な読み方で楽しんでいる

歴史は英語でヒストリー
his story(彼の話)
ここで言う彼とはは神の子イエスのことらしいが
それでなくても歴史上の勝者の作り上げた記録が大半

この歴史上の勝者は
どうやって自分たちの都合の良い
物語につじつま合わせをしたのかが
古代史の興味のポイント

記紀はまるっきりの想像ではなく
元には何かが有る
そんなふうに考えたほうが無責任な立場の自分には
楽しいので、今はスキャンダラスな視点からのものを
読んでいるが、そのうちもう少し真面目な本に移るかもしれない

だが、あの時代を考える時いつも不思議に思うのは
恐怖政治で(武力だけで)はたして国を運営できたのか
という点
今みたいに通信も交通機関も武器も発達していない状況で
果たして遠く離れた地方をコントロール出来たのか

恐怖政治より現実的な方法は、
宗教・奇跡がらみの呪術なのかもしれない
などと思ってみたりする

人間は道具として宗教を作り出すのかもしれない
心の安定よりももっと現実的な機能としての宗教
これは多分どの国もどの地区も一緒

我が国も例外にもれずその方法をとっただろうが
具体的にどのように利用したかは興味深い

もう一つ気になることは
あの時代でも想像以上に海外との交流が盛んだったという事実
江戸時代の鎖国のせいで海外との交流が盛んになったのは
明治以降みたいな印象があるが
どうしてどうしてずっと昔も交流は盛んだった
正倉院御物にはシルクロードの西の果ての品物があるようだし
交流の言葉はどうやっていたんだろうか
文字は?交換するのもの評価は?
まだまだわからないことが山ほど、、

それらを知ってどうなるというわけでもないが
少なくとも自己満足はできる
社会に還元できないのは少し情けないかもしれないが


コメント
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