パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

バロテッリは良い奴?

2014年02月09日 20時02分25秒 | サッカー
ミラン1-3ナポリ
ベンチを映したカメラはバロテッリの涙をとらえていた
感情の起伏の激しい悪童の異名を持つ彼だが
その涙は途中交代の悔しさではなく
この日の自分自身のできに対する悔しさに違いない

この姿を見た時、なぜだか切なくなった
彼はまだ子ども
感情の赴くままのサッカーが大好きな子ども
そんな気がしてならない

だからバロテッリに対する見方は
上手いとか凄いとかというより親が子を見るみたいな
見方をしてしまう
可能性はとんでもないものなのだから
どうやって育てたらいいのか?
自分は監督でも何でもないがミランの戦術などより
そちらのほうが気になってしまう
ほんと、バロテッリは本当はとてつもなく良い奴かもしれない
そんな気がする

話は変わるがチョン・テセも本当に良い奴に思える
男らしくて、たくましくてでもどこか優しい
そんなふうに見える
彼は北朝鮮の代表だけれども
つくづく彼のためにも北朝鮮はバカなことをしてほしくない


さて、ミラン対ナポリ
本田が胃腸炎でアウェイのナポリに同行せず
胃腸炎でなくてもこの間のトリノ戦の出来では
イタリアのメディアの言うようにスタメンは疑問だった
かも知れない

代わりにスタメン出場を果たしたのが
本田のライバルとされるターラブ
そのターラブがいきなり結果を出す
自分でドリブルで仕掛けてコースを狙った上手いシュート

結果を出したと言う時点で本田はちょっと劣勢に立ったかも
このターラブもヨーロッパ人らしく我を通すタイプぽい
彼と比べると俺流の本田はまだ人に合わせるプレーをするほうかもしれない
ただターラブのようなプレーはうまくいく時はいいけど
一歩間違うとチームのバランスを崩しそう
カカはいいけどロビーニョとターラブでは攻撃が
パスを回す傾向ではなく、その分バロテッリがボールを触る回数が減りそう
単なる感じだけだがバロテッリは本田のほうが
相性がいいような気がしないでもない

カカは流石に誰とでも合わせられそう

しかしミランの守備は酷いもんだ
縦パスは気楽に通されるし
DFからのフィードは酷いし
スペースは潰していてもボール保持者との間隔が
開きすぎて決してボール奪取が出来ないし
(はじめからその気もないようだが)
その結果、相手はそんなに慌てなくても済む

これは攻守が入れ替わってミランが攻撃の際の
ナポリの守備と比較すると歴然
ナポリはボール保持者にここぞという時は厳しく行く
ミランはスペースを消しているだけ
これじゃミランの浮上は難しいかもしれない
(と素人目に映る)

ミランの中ではバロテッリとカカとモントリーヴォが自分の好み
モントリーヴォは時にミスするけど
岡崎みたいなひたむきさが心地よい
ミドルのシュートもいいし、、
本田にもパスを供給してくれるし

本田はいつだって逆境から這い上がってきた
そこからスタートするほうが彼らしいかも知れない
今は入団当初のテンションが上ってた時期を過ぎて
一旦落ち着いて、体を治して
それから自分らしく我を通して頑張れ!
あの繊細な左足のキックはあの中でも魅力的に見える


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする