パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

STAP細胞騒動の現在(素人の分かる範囲内)

2014年04月18日 20時58分28秒 | あれこれ考えること
もし小保方さんが男性であったり
もう少し魅力的でなかったら
(好みがあるので一般化はできないけれど
 多くの男性の支持を得そうな感じ)
この騒動はそれほどではなかったかもしれない

もちろん最初がノーベル賞級の発見
ということで、画像の取り違えや切り貼りで
批難されるところは多くあったが
批判のトーンが彼女だけではなく
理研の体質に及んだのは理研としては
予想外だったのではないか

ところで小保方さんの会見、笹井さんの会見を終えて
現時点でのわかっている(反論された)部分を整理すると
ES細胞の混入はなかったらしいということ
最初からES細胞は作っていなかったらしいし
仮にES細胞由来のものであったとしたら
細胞の大きさ等が異なるし、合体して何かができるということはないらしい
また、死に際の発光とも専門家としては異なると判断するのが
妥当らしくSTAP現象は有力な仮説と考えたほうが自然

ところがいつからか、STAP細胞とSTAP現象が
同じような意味合いで使われたり
意図的に使い分けたりしている
そして200回というのは細胞ではなくて現象としてカウントすべき
そんな雰囲気に満ちている

可能性のある細胞だが他の組織に変換できる可能性については
確認しなければならないと何かトーンダウンしている面もある

このいろんな組織に云々の実験で
若山教授の依頼したマウスの遺伝子と事件したマウスの遺伝子が異なり
ここで意図的な交換がされたとする可能性については
マウスの受け渡しは同一実験場の中で渡しており
別個の実験場から持ち込んだものではなく
なぜそうなったのか分からないとのこと
この辺りは正直な答えすぎて却って何かよくわからなくなってしまう

さて外野から見たこの騒動
自分の印象からすれば、この時代やっちゃったね小保方さん
というところ 画像の切り貼り、コピペ、画層の取り違え

肝心のSTAP細胞については
存在したらいいなが正直な気持ち
なにかの役に立つからそう望むというより
自然界は何故かそういうものであるほうが楽しい気がするから

話は細胞から飛躍して進化の話に移るが
環境への対応と言う時点で生物は
一旦どこか初期化して現在の環境に対応するように
なったのではないか?
と不意に思ったりする
初期化されて、生きていくうちに得た対応力や情報を
次の世代に引き継いだのではないか
つまり環境への対応は生物の変化の
足し算オンリーではなくて、リセットしたような
状況が存在したのではないか
無責任な素人はそんな風に考えてしまう
でも、そのほうがなんとなくすっきりする部分もあるような、、、

それにしても、確かに理研は何人ものスタッフを抱えて
世紀の発見をしたというのなら
なぜもう少し丁寧な検証とかチェックを行わなかったのだろう
ここのところは理研は責められても仕方ない

ここでメディアに注文
悪意があったかどうか法律論もいいが、
一番知りたいのはやはりSTAP細胞の存在の有無
たとえ専門用語が並んでわかりづらくても
そこのところはこれからも正確に伝えてほしいものだ

生物の不思議
想定外の現象
そうしたものの報道こそがリケジョを始めとする
マーケティング的な啓蒙よりは効果的な気がするが
どうなんだろう

コメント
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