パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

馬籠に行ってきた

2016年04月02日 08時38分32秒 | 旅・旅行

新東名のインターチェンジが自宅から5分
気候も良くなったせいで知らず知らず外出したくなってきて
先日(3月30日)馬籠に出かけた
所要時間は2時間ちょっと 

既に学校は春休みの最中で、それらしき子供も見られたが
圧倒的に多かったのは中国人の旅行客
バスツアーのコースに入っているようで、昼時は一気に人が消えた
お食事タイムとなっていたようだ

後で家に帰って撮影したものを見ると、なぜこんな写真を撮ったのかと思うことが少なくない 
我ながら美的センスは全く無いことを実感する 

馬籠の宿の距離はせいぜい新城の軽トラ市と同じくらい 
でも坂のおかげで(脚の弱い人には辛いが)風情がある

上り坂は次にどんなものが見られるか?
本能のように上に上に行きたくなってしまうし
下り坂は宿の全体像が見えるし、春霞のかかった遠くの山もなにか落ち着く

そう、確かに何か落ち着く
それが何のせいなのか
木の建物のせい?
同じような古い街でも、昨年の今頃出かけたドイツのローテンブルクは石の建物
すごいなとは思いつつも落ち着くというわけにはいかなかった
やっぱり日本人はヒューマンサイズの木の建物が抵抗感なく落ち着く

それにしても、どんなところにも人は住んでいるものだとつくづく感じる
(馬籠が不便だというわけでなないが)
いくら今の生活に不便でも原風景のように刷り込まれた風景を
あっさり捨て去ることは出来ない人の気持ちがなんとなく理解できる
そして、やはり変化の少なすぎる生活に焦りを感じる若者の気持ちも
(自分を振り返ると)やはり分からないでもない

この日はせっかくここまで来たが近くの妻籠まで足を延ばさなかった
見るべきものを少し残しておくというのも
旅が完結せず、再度訪問しようとする言い訳やきっかけになる
(自分のすることは全部やりかけばかりかもしれない)
 

 

コメント
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