先日のラ・フォル・ジュルネで楽しいピアノ曲を聴いた
誰でも聞いたことのありそうな曲でタイトルは「きらきら星変奏曲」、モーツァルトの作品だ
変奏曲というのだから冒頭のテーマがいろいろ変奏される
それらを耳で追い、次はこうくるかな、、と想像しながら聴くと興味は倍増する
Youtubeの動画を探すとこれが見つかった
モーツァルト「きらきら星変奏曲」(フィリップ・アントルモン)
モーツァルトの変奏はとても自然で、それでいて多彩で、聴きやすくて楽しいが
ラ・フォル・ジュルネでこの曲を聴いていた時、何故かバッハの変奏曲を思い出した
バッハの変奏は真面目いっぽんだな、、と
その時思いついたバッハの変奏曲が「パッサカリアハ短調」
変奏曲ではゴールドベルク変奏曲よりも好きで、例のシャコンヌと争うほどだ
バッハ:パッサカリア ハ短調 BWV582
最初の低音の音形が何度も繰り返され、その上で様々な変奏が展開される
こうして動画で聴いていても真面目な曲だな、、と感じる
中身がぎっしり詰まっていて、襟を正して聴かねば とさえ思う
そしたら今度はベートーヴェンの変奏曲はどうかなとついつい連想してしまった
そこで引っ張り出したのが 32番のピアノソナタの第二楽章
Youra Guller plays the 2nd Movement of Beethoven's Piano Sonata #32, Op. 111
動画はユーラ・ギュラーの演奏
とても神秘的な幻想的な音楽、冒頭からどこか別世界の雰囲気を感じさせる
ただ変奏と言うものの、最初のメロディはちょっとばかり何処かに行ってるような気がする(素人には)
モーツアルトの変奏とは明らかに違う
とても技術的だがバッハの技術とも違う
ということで、作曲家の個性とか特質を改めて感じる次第
ちなみに、実演ではバッハのパッサカリアだけ生で聴いたことがない
空間に響き渡るオルガンの音は録音ではカバーしきれそうにないから
機会があったら生で聴いてみたいものだ
というわけで、毒に薬にもならない話、、