ムラサキシキブの花が色づき始めている
いつもなら、セイショウナゴンという花は無いのかな
と思うだけなのだが、今年は源氏物語を読んだだけに、どこか感慨深い
紫式部の名前は源氏物語の「紫の上」からきているとか
自分は子どもを産めず、愛人の子どもを育てることになり
夫の浮気に悩みながら、自分が望んだ出家も許されず一生を終えた「紫の上」
源氏物語にと登場するヒロインの中では、個人的には「かわいそうだな」と
とても気になる人物
どのヒロインが好きかで性格判断ができる占いがあるらしいが
「紫の上」を選んだらどんな答えが出てくるか少し気になる
紫式部は清少納言と同時代で紫式部日記には清少納言のことを
ボロクソに書いているらしい
それが人間ぽくて、そんなことがあると言って紫式部が情けないと思うことはない
最澄と空海も同時代の人間だったが、本の貸し借りとか弟子のことで
二人は最後の方では好ましい関係ではなかったらしい
人間世界は仲良くやっていくというのは難しいようだ
でもお隣さんとの国とはなんとか上手くやっていってほしいものだと切に思う