サッカーではFWはいくら失敗しても
一回のチャンスで得点すればヒーローになれる
サッカー自体が得点が入りにくいゲームだから
その中で得点をすることができるのは
特殊な才能の選手と言えるかもしれない
(シュートミスを連発しても次に入ればいいと
平気でいられるメンタリティが必要かも)
一方守る側はそれと反対で一回のミスが命とりになる
それまでミスはなかったのに、その瞬間だけ上手くいかなかったら
戦犯として批判される
彼らは見える景色が違う
後ろのポジションは前でどのようなことが起きているかを見ている
そして次にどのようなことが起きるかを予想し対応する
少年サッカーに携わっていた時、DFの選手たちを前のポジションにトライさせたことがある
すると彼らは「何をしていいかわからない!」と口を揃えてこぼした
前に広大なスペースが有っても、いつも何かが起きている世界になれている人は
何も起きていない世界で自ら事を起こすのはとても難しく感じるのだ
今度は反対に前目の選手を後ろに使うとどうなるか
子どものサッカーのレベルでは、彼らはボールのある方に動きすぎてしまう
自分が守るべき場所よりもボールに近づきたい、触りたい、、
つまりは個人の性格によって適切なポジションは決まる
これらは少年サッカーの初期の段階のことだが
なかなか本質的なことのように思えてしまう
広大なスペースを自分で失敗を恐れず切り開いていく性格の選手
起きていることを分析的にみて対処方法を考えうる人
どちらかといえば、日本は性格的に後者が多いように思う
だがことサッカーに関しては、前者のちょっと変人の要素のある人物を
上手く育てていくことが必要な気もする