パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

「ロメオとジュリエット」と「それから」

2023年09月23日 16時50分20秒 | 徒然なるままに

女優さんを見るためだけに見たい映画作品がある
一つはオリビア・ハッセーの「ロメオとジュリエット」
演じた時は16歳(?)だったかな
とにかくきれい、、それ以外の言葉が見つからない

見たいというものの内容は悲劇的で見るのは辛い
この映画の撮影風景は衛星中継で世界中に流れた記憶がある
この時はビートルズも同様に衛星中継された
(愛こそはすべてだったかヘイ・ジュードを歌った気がする)

フィギアスケートで時々使われるロメオとジュリエットの劇中音楽
「What is a youth?」はこれもまた良い
新城市では「まちなか映画館」という懐かしい映画を上演する企画があるが
この映画を上演してくれないかな、、と思っているが
なかなかそういう訳にはいかないようだ

とてもきれいなオリビア・ハッセーはこちら

What Is A Youth - By Glen Weston - Lyrics - full song (Perfect version)

もう一つ、まちなか映画館で上映してほしいのが
森田芳光監督で藤谷美和子と松田優作の演ずる「それから」

冒頭、三千代の顔がぼーっと浮かんで消える
その神秘的な雰囲気が物語のイメージを決定づける
衣擦れの音、サイダーの音、百合の花、、2人の視線
そうしたものが緊張感を醸し出している
それにしても、藤谷美和子のきれいなこと
(少なくとも自分はこんなにきれいな人は見つかけられない)

予告編の音楽もいい
これを聴くだけで泣けてきそう
それからの音楽と映像はこちら

【予告編】それから


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失恋の歌(あるいは喪失感を感じる歌)

2023年09月23日 09時13分30秒 | 音楽

リタイア生活に馴染んでくると社会的な感覚が薄れていく
特に次々に噴出してくるビジネスアイデアなどは
仮に現役だったら積極的に取り組むか
それとも慎重に構えるかどっちなんだろう
と考えたりするが、実感としてはリアルな感じはない

職人であったバッハは、今でこそ音楽の父として崇められているが
死後長いこと忘れられていた存在で
メンデルスゾーンが「マタイ受難曲」の再演を行い
再評価のきっかけを作ったとのことだ

でも、素晴らしい音楽がなんで忘れられたのか?
と想像してみるとわかる気もする

職人バッハはその作曲能力の高さ故に一般人には
理解し難い音楽になりつつあったのではないか
(世間はもっとわかりやすい音楽を要求していた?)
未完に終わった「フーガの技法」などは誰かのために作った
と言うよりは自分自身のために作ったような気がする

リタイア生活をしてるとわかるが
あえて世間に合わせるという気が希薄になってくる
そして自己完結といえば言葉がいいが
少しづつ自分以外のことに無関心になる
その傾向がバッハにもあったのではないか?
と思ってしまったのだ

急に話は変わるが、最近聴くクラシック音楽以外の曲は
懐メロと言われるものをYoutubeで選んでいる
そこで、不意に昔の曲は失恋の歌が多いな!
と気づいた(今も残っているのは)
失恋でなくても喪失感を感じさせるものが
年齢を重ねた身にもリアルな感覚で迫ってくる

今の音楽界も同じように失恋の歌とか喪失感を感じるものが多いのだろうか?
今の音楽には全く疎いのでさっぱりわからない
でも雰囲気としては元気なポジティブな雰囲気の曲が多いように感じる

身体がエネルギーに溢れ、次々に生まれる新しい音楽を味わう若者は
後悔の念と戻らない時間への追憶を呼び戻す懐メロといわれる音楽を
どんなふうに感じるのだろう

例えば浜田省吾のこの曲とか、伊勢正三の曲とかはどう感じるのだろう

片想い (ON THE ROAD "FILMS")

イルカ&伊勢正三/ 雨の物語

今の若者がいつか懐メロを聴く年齢になったら
その時はどんな曲が選ばれるのだろう

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