パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

悲しい昨日のこと

2024年02月01日 09時02分01秒 | 妹のこと

悲しことがあった昨日
楽しいことは避けようと思った
妹がそれを望んだかどうかは分からないが
そうした方が良いと自分で決めた

サッカーアジアカップ、バーレーン戦の結果がわかったのは
つい目覚めてしまった時刻だった
3−1で勝利していた
それはとても秩序だった出来事のように思われた

しっかり者で優しい妹は、昨日午前に亡くなった
その10分ほど前は自分は病室にいて、妹は穏やかな顔をして眠っていた
でも家で一人で待っている老齢の母親が気になって(電話したときは鳴き声だった)
付き添いの義理の弟、甥っ子、そして眠っている妹に
「お母さんが心配だから出かけるね
 お母さんは僕がしっかり見るから安心してね」
ときれいになった顔を触りながら告げた


その少し前のこと
妹の脚はベッドの中にいるにも関わらず、とても冷たかった
それで温かい手で温めることにした
少しづつ暖かくなった
妹は時折口が動いた
何か言おうとしているような気がした

妹の死が伝えられたのは家に向かって運転中のことだった
自分が部屋から出て10分ほどすると、急に呼吸が荒くなって
最後に何か叫ぼうとして息を引き取ったと甥は言う

甥は「心配性の母(妹)は全部わかっていて
 おじさんがおばあちゃんのところへ行くのを待って
それまで頑張っていたと思う」と涙ながらに話した

そして、それは自分と全く同じ思いだった
優しい妹は最後まで優しかった

こうした個人的なブログでも形に残すということは
妹が確かにこの世界に存在した証となる
自分ができるのはこのくらいしかできない
だが、これからは妹が喜ぶか否かがいろんな判断の基準になる思う

今晩が通夜
明日がお葬式
すみちゃん!お兄ちゃん!とラインで頼ってくれたときは嬉しかったよ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする