先程は日曜の朝にふさわしくない内容だったので
お口直しに軽いものを!
源氏物語では光源氏の妻、紫の上は子どもに恵まれず
光源氏が明石の君に産ませた女の子を育てることになったのだが
このストーリーは、紫式部が藤原道長の子(彰子)の教育係になった
ことがきっかけになっていないだろうか
「光る君へ」はまひろと道長は特別な感情を共有している
しかし歴史的な事実は道長はドラマでは黒木華が演じる倫子を
妻に迎え、紫式部はその倫子が産んだ彰子の世話係になっている
この関係は、紫の上と明石の君の娘の関係と似ていないだろうか
物語は想像の作り出したものだが、そのきっかけとなるものは存在する
紫式部は好きな男の子どもの面倒を見る役となった
そんな風に想像するのも面白いことだ
気が滅入ることが多い
パレスチナのこと、ウクライナのこと
それが日本の田舎の自分にどのような影響を与えるか
を考えると、そんなに小さなことではない
未来に対する漠然とした不安を覚えるのだが
その為かどうかはわからないが、日本では大谷翔平のニュースが
場違いなくらい多く報道される
それはニーズとして存在するのだろうが
この経済的ニーズを過度に重要視するのが資本主義社会なのだろう
「資本主義は私たちをなぜ幸せにしないのか」ナンシー・フレイザー著
この本は直近読んだ中では現実認識の捉え方に非常に参考になった
この本を読んだ人と読んでない人の違いは絶望的なほどある気がするが
この本があまり読まれないだろう、、と思えるのも事実だ
とても辛い内容なので救われる本を求めるのは自然の流れ
図書館で借りた「答えを急がない勇気」ネガティブ・ケイパビリティのススメ(枝廣淳子著)
この本は常々思っていたことと近いのでスラスラ読めた
その中で興味深かったのは、自分はすでに現役を引退している立場だが
企業の姿勢としてグーグルとか3M社では社員の勤務時間の15%とか20%を
自分のプロジェクトに当てるルールが存在するというのはためになった
それぞれが各自の直感や嗜好、志向を追求でき、組織的にこのような「遊び」を
作っておくことでレジリエンス(困難をしなやかに乗り越え回復する力)も高まるというのだ
人は何かを感じる
それらのうち幾つかは単に随意筋の反応のようなものではなく
人の内部から発生するものに違いない
社会の中で最近良く見られる「原因探し」ではなくて
「犯人探し」を優先する考え方は、どこか内的な声の未熟さのように思えてしまう
(だからリベラルアーツ教育が必要と思う)
抽象的な話になったので、自分はわかっているが
他人はわかりにくいことになってしまったかもしれない
それにしても、社会体制として独裁は絶対にダメだ!
と我々はもっと強く認識すべきと思う
ロシア、イスラエル、北朝鮮、中国、
残念ながら、もしかして日本も入口に入りかけているかも
との不安も消し去ることはできない