先日の「光る君へ」のワンシーン
雨の降る中、まひろ(紫式部)はとある家の軒下にいた
そこにやってきたのは若い男たち
男たちは無邪気に女の話をしている
どういう女と付き合うと良いか、、とか
この話、あれだな、、と気づく人は気づく
源氏物語の有名な「雨夜の品定め」のシーンだ
上流の女と付き合うのが現実的だとか
中流の女と付き合うのが良いとか、、
その内容は忘れてしまったが、源氏物語は思いのほか、面白いぞ!
と感じるきっかけになったのがこれで
その他にも、源氏物語には光源氏の息子への親心などは
今にも通じるものがある
ということで、どうやら「光る君へ」はこのような意味深のシーンが
多くあるようだ
この回でもう一つ面白かったのは、ロバートの秋山竜次の演ずる源実朝に向かって
誰かが「日記に書けば!」というセリフがあったが
これは小右記という日記を源実朝が書いていて
その日記には有名な道長の歌
「この世をば 我が世とぞ思ふ 望月の 欠けたる ことも なしと思へば」
が書かれていて、というよりこれしか記録に残されていないとか、、
そう言うことを知ってくると、脚本家の意図の深読みができて面白い
どうも視聴率は芳しく無いようだが、個人的には昨年の家康よりは
面白いし、脚本もプロの仕事、、と思う
紫式部(まひろ)はこの男どもの話を覚えていて、物語に採用したと
脚本家は言いたかったのだろう