パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

気持ちがはわかるけど、方法論はついていけない

2025年01月15日 13時26分19秒 | あれこれ考えること

ボケ防止の日課 頭に浮かんだのは3つのネタ
●サッカーのPK戦は何故か活躍した人が報われない事が多いことについて(高校サッカーの決勝はPK戦だった)
●選挙の投票率が上がることは良いとされていたが、少し前の兵庫県知事選を顧みると
投票率が上がると前提知識のない人々が感情に任せて行動するので必ずしも良い結果にはならない可能性があること
●日本製鉄によるアメリカのUSスチールの買収とか、セブンイレブンのカナダの企業からの買収などは
(金融)資本主義の必然的な結果の現れに過ぎないのではないかということ

どれにしようかと考えたが、今の気分で一番フィットしたのは最後の問題だった
最近のテレビは異常に保険のCMが多い
数日前のニュースでは新入社員の初任給が日本で一番の保険会社では破格の数字が算出されたとあった
企業がお金を儲ける手段は最終的には金融関係!となるのはどこか必然のように思える
例えば、江戸時代の呉服の越後屋は時を経て三井銀行に、
ソフトバンクも楽天もソニーも収入の柱として金融関係は馬鹿に出来ないし、農協も稼ぎ頭は金融関係という話もある
つまり資本主義はいずれそのような形になるということで、これは昔読んだレーニンの帝国主義論を思い浮かべた

と言っても、理解したのは大雑把には、単なる決済機関である銀行が富を蓄えるようになると
身軽な商品としてのお金は世界中にその利益を増やすように稼働するとの理解で
事細かく覚えているとか完璧に理解しているとは言えないので、昨日と同様にChatGPTに尋ねてみた

あなた:
レーニンの帝国主義論はどんな内容ですか

ChatGPT
レーニンの帝国主義論は、彼が1916年に執筆した著作『帝国主義論──
本主義の最高段階』の中で展開されており、
マルクス主義経済学に基づいて帝国主義を資本主義の発展の最終段階として分析しています。
その内容を簡潔にまとめると以下のようになります

1. 帝国主義の定義
レーニンは帝国主義を「資本主義の最高段階」とし、以下の特徴を持つ経済・政治体制と定義しました

1. 生産と資本の集中:資本の集中によって独占企業(巨大な金融・産業資本)が経済の支配権を握る。
2. 金融資本の支配:金融資本が経済の中心となり、銀行と産業資本が結びついて強力な独占体を形成する。
3. 資本輸出の重要性:商品の輸出よりも資本(投資)の輸出が重要となり、富裕国から植民地や従属国への資本流出が進む。
4. 国際的独占資本主義:独占資本が国境を越えて連携し、世界を分割する。
5. 世界の分割完了:列強による植民地分割が完成し、新たな市場や資源を求めて再分割の争いが生じる。

2. 帝国主義の経済的基盤
レーニンは、資本主義が発展すると以下の現象が生じると指摘しました

・市場の過剰化と利潤率の低下により、資本家は新しい市場を求めて国外進出を図る。
・資本輸出が新たな利潤源となり、植民地や従属国での搾取が進む。
・結果として、少数の大国が他国を経済的・政治的に支配する体制が確立される。

3. 帝国主義と戦争の関係
レーニンは、帝国主義の競争が必然的に戦争を引き起こすと主張しました
・列強の間で植民地や市場を巡る争奪戦が激化し、それが帝国主義戦争として現れる。
・第一次世界大戦を、こうした帝国主義間の矛盾が爆発した例と位置づけた。

4. 帝国主義の政治的影響
帝国主義のもとでは、次のような政治的動向が進むと分析しました
・国内では、労働者階級の分裂が進む(「労働貴族」の出現)。
・富裕国の資本家は植民地から搾取した利益の一部を自国労働者階級の一部に分配し、革命意識を低下させる。
・他方で、植民地や従属国では被支配層の貧困と抑圧が激化し、革命の条件が醸成される。

5. 革命の必要性
レーニンは、帝国主義が資本主義の矛盾を深化させるため、社会主義革命を通じてこれを打破する必要があると主張しました。
彼は特に、植民地や従属国における反帝国主義闘争とプロレタリア革命の連携を重視しました。

まとめ
レーニンの帝国主義論は、資本主義が高度に発展した結果としての帝国主義の矛盾を明らかにし、
それが世界的な不平等や戦争を引き起こすと論じています。
この理論は、帝国主義時代の現実を批判的に分析し、社会主義革命の理論的基盤を提供するものとして
20世紀の共産主義運動に大きな影響を与えました。

こうして眺めてみると、自分の理解はあながち間違っていなかったと安心したが
それでも植民地主義にいたるところは、すんなりとはいかなかった
お金が世界中に出回るようになるのはわかるが、植民地とか国家間の紛争に云々はどこか飛躍があるように思えたのだった
でもお金が世界中に出回るようになると、その事業を運営する国の人間も必然的に世界中に出かけることにある
その人数は多いか少ないかわからないとしても、国はその人達の安全を守るという理由で武力をもった組織を
移住させることもある
そしてそれが先進国から見れば遅れた社会を植民地化することになる
利益を生むのは生産コストが低いほうが良いので、今でも見られるが不公平な貿易とか賃金体系(搾取)が行われてしまう
そしてこれは時が経って今でも少なからず、いたるところで見られるような気もする

問題はマルクスもそうなのだが、社会・現状分析までは理解できるのだが
その先の解決方法としての革命については、大きな武力衝突が生まれるだけに共感できないところがある

のんびり構えてなどはいられない、とする切実感はわからないでもないが
もう少し穏やかな方法はないものか、、と個人的には思う

変わるとき、変えるときは一気に変えるのが良いのか、それとも徐々に変化するほうが良いのか
結局はその実効性はどちらが良いのかと言う問題に行き着きそうだが
そこからの判断は個人の生き方とか育ち方で変わってきそう
でも、できるだけ武力衝突がないことが個人的には最善の方法だと思う

いつも思うが、社会に関して田舎のおっさんがこうした考えを持っているとしても(投稿しても)
それはどのような意味があるかは全く不明どころか、意味ないことかもしれないとは思う
でも、そうした方が良いとは何となく思えている
それは自分で自分を褒めることにつながっている
(自分が褒めなきゃ誰も褒めてくれないし)

 

コメント
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