今日、8月23日はRの誕生日だ
それを知ってるのは本人とその関係者
関係者でもない自分が知っているのは
Rが特別な人だったからだ
昔、映画「ブリキの太鼓」を見た時
一つだけ記憶に残っていることがあった
それは子どもだった主人公が「成長を止める決心をした」ことで
それはまるでかつての自分もそうだったと思えたのだった
自分が成長するのを止めたのは高校一年の時だ
(何故か確信を持って言えそうだ)
そしてその成長を止めることから開放したのは
Rの存在とそれにまつわるいろんな事柄だった
人には濃密な時間が流れる時がある
今でも思い出すが、あの確かに生きていた数カ月間は
まるで赤ん坊が世の中を知り始めて
何にでも興味を感じるのとそっくりだった
そして自分はその経験をして初めて「自分が自分になった」
その意味では自分の年齢は、その時から始まっているとも言える
自分だけの秘密
誰にでもそういうものはある
Rの誕生日を覚えた記憶
8月23日はきっといつまでも特別な日として生き残るだろう
全く個人的な備忘録!